懐かしい作品が ロッキングドッグ

外で作業をしていると、ご近所の方が「これ覚えてる？」ともってきてくれました。
昔、作った木馬ならぬ木犬です。　その方にお子さんができ、その子の干支にちなんでつくったものです。　
まだ、大した道具も技術もなかったけど、一生懸命作ったものですからよく覚えています。　ボッシュのジグソーを購入したばかりで、とにかく曲線切りがしたくて作ったと記憶しています。

もうとっくに捨てられたものと思っていましたが、兄弟縁者で使いまわして、今度孫ができたので再びその方のところに戻ってきたのだとか。
ローカーと脚の支えの部分の糊が切れて緩んできたので直してほしいとお持ちいただきました。

早速補修。少しきれいにしようかと鉋をかけかけたのですが、いい感じにあめ色に焼けてきているので、そのままにすることにしました。



ロッキングドッグ　　　　　　デザインもなかなかいいじゃん！　　たぶん、今同じものを造ってもおそらくこんな感じになるだろうなー。



補修部分。　新たに楔を入れました。　角のみが無かったので手彫りです。ホゾ、ホゾ穴とも4か所が微妙に大きさが異なっています。
ちょっと削りかけたのですが、途中でやめました。



座板の裏側に小生から貰った旨の記述がありました。　　平成元年　3月11日とあります。　およそ30年前の作品ということですね。
ご愛用有難うございます！！