一枚の厚い板(ブロック)から削り出した作品は、確かに重厚感があり、作り甲斐もあります。しかし、旋盤で挽き物を作るたびに、削りくずとなってしまう部分がもったいなく思っています。
そこで、オフコーポレーションの川口氏の手法をまねて、積層して作る挽き物を試みてみました。
25㎜ほどの板に同心円(2本)を描き、およそ10度くらいの傾斜をつけて切り抜きます。
のこぎりの歯で削り取られた分だけ内側の円が下側に落とし込まれます。
その状態で接着し、旋盤にかけて全体を整えます。
このようなトレイが比較的簡単に、しかも厚い板を使わずにできます。
帯鋸で同心円状にカットする際にできる傷。実際にはそれほど気になりません。
横から見ると落とし込んだ部分がよくわかります
廃物利用で仕切りのあるトレイができました。
同様に同心円状に傾斜をつけて切断し、今度は積み重ねて接着し、それを旋盤で整えました。
今回は積み重ねを二層にしましたが、同心円を数本描き、切り取ったものを順次積層すれば、最初の板厚×積層枚数分の高さの器ができるわけです。切断する角度と同心円の間隔が少し面倒ですが、簡単な図面を起こせば、それほど難しいことはないと思いました。
そこで、オフコーポレーションの川口氏の手法をまねて、積層して作る挽き物を試みてみました。
25㎜ほどの板に同心円(2本)を描き、およそ10度くらいの傾斜をつけて切り抜きます。
のこぎりの歯で削り取られた分だけ内側の円が下側に落とし込まれます。
その状態で接着し、旋盤にかけて全体を整えます。
このようなトレイが比較的簡単に、しかも厚い板を使わずにできます。
帯鋸で同心円状にカットする際にできる傷。実際にはそれほど気になりません。
横から見ると落とし込んだ部分がよくわかります
廃物利用で仕切りのあるトレイができました。
同様に同心円状に傾斜をつけて切断し、今度は積み重ねて接着し、それを旋盤で整えました。
今回は積み重ねを二層にしましたが、同心円を数本描き、切り取ったものを順次積層すれば、最初の板厚×積層枚数分の高さの器ができるわけです。切断する角度と同心円の間隔が少し面倒ですが、簡単な図面を起こせば、それほど難しいことはないと思いました。