ネコとウッドクラフトと

現在ネコ14匹とウッドクラフトにはまっています

今年のクリスマス

2014-12-25 00:47:40 | 木工作品
玄関飾りはいつもとあまり変わりません。
ペンギンサンタと高島屋で購入したサンタの人形が増えてるかな。
 玄関飾り



お向かいの御嬢さん「ツーちゃん」が雪見大福を使ったお菓子をプレゼントしてくれました。 ツーちゃん!おいしかったよー!!
凍らせたみかん、大昔東海道線の車内で売ってた「冷凍ミカン」を思い出しました。
ツーちゃん作品


デコパージュした石鹸とスマホスタンドです。
 デコパージュ石鹸編

デコパージュスマホ編
これは家具の学校8期生のMさんがMDFで作成した物にデコパージュしました。

デコパージュで作る小物はお手軽で失敗もほとんどないので、急ぎの時や量産したい時には便利です。勿論適当なテーブルナプキンやベースにする素材は事前に準備する必要がありますけど。 MDFは初めて使いましたがこの手の作品づくりには使い勝手の良いものです。
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専攻科卒業作品が展示されます

2014-12-16 12:56:05 | 木工作品
来春早々の1月10日から12日まで、ダニエル元町店ショールームに本年10月に専攻科を卒業した方々の作品が展示されます。どれも力作ぞろいです。ユニークな椅子に出会えると思います。 また、11月からの新入生の制作コンセプトやイメージスケッチ等も合わせて発表されます。

なお、期間中、木製バインダー作りや、くるみボタン作りなどの体験も無料で楽しんでいただけます。
是非足を運んでみてください。



卒業作品紹介(島崎校長講評会時のスナップから)

H林さんの作品
折りたたみ椅子です。 折りたたむと厚みが座面や前脚がすべて後脚の中に納まり、とても薄くなります。家具などの隙間に収納できるようにとのアイデアです。




N岡さんの作品
アーコール社のロッキングチェアーのコピーです。 背板の彫刻や象嵌は作者のオリジナルです。 背中のアーチは薄い板を張り合わせ曲げています。




S野さんの作品
背もたれが二段階に変わる椅子です。パソコン操作をするときなどに用いるために創ったそうです。疲れたら背もたれを起こすと枕になります。木部の接合部分がすべて直交した部分がなく、制作に苦労されてました。




T橋さんの作品
ドカッと腰掛けるための椅子です。 豪快な作りになっています。 座面の後ろ側にはバネが装着されており、座るときの衝撃を吸収するような構造になっています。




S口さんの作品
お孫さんのために創った大変メカニカルな椅子です。いつもながら見事な作りで、これぞアマチュアイズムの真髄というような椅子です。




Y田さんの作品
軽量化とスタッキングをめざした椅子です。 構造力学を駆使した緻密な計算と試作を繰り返して軽量化をすることで、コストダウンやエコにもつながっています。勿論スタッキングも。カラーリングは蓮のイメーだそうです

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ペザントチェアー 林二郎風?

2014-12-09 18:53:19 | 木工作品
島崎信著「ウィンザーチェア大全」に林二郎についての紹介があった。どの流派にも属さず、流行とか時代の流れにも押し流されることなく、生涯を通じてペザントアートを楽しみながら作品創りに没頭した作家との事であった。 参考文献として林二郎著「ペザントアートへ」も紹介されていたので、早速購入し読んでみた。林二郎さんのについては1995年に世田谷美術館でその作品を見たことがあり、名前と作風は知ってはいたがこの著書を読んで、ますます好きになった。
氏いわく「ペザントアートとは名もない農夫が鼻歌交じりで楽しみながら丹念に仕上げ、長年使いこんだ生活道具で、うまく作って売ろうとか、人に誉められようとかという思惑がない分、人を惹きつけ、日本のわび・さびに通じる」と。また、「家具の真髄とは、引き出しで例えると、足でも閉めれるくらいの物がよく、片方の引き出しを押すと、もう片方が出てくるというのは家具ではない。使いいいことが一番。そして、長持ちし、趣味の良いこと、それこそが家具である」とも書かれてました。

さて、すぐに影響されやすい小生は、ペザントチェアーを作ってみました。
ペザントチェアーは構造的にとてもシンプルで、かつ丈夫なため、これまでもいくつか作っていますが・・・・。


 
2脚作ってみました。左はこれまで通りのデザインです。 右は林二郎風?に彫刻を施してみました。木製の家具はその木肌をなるべく見せる方が好きなので、これまで彫刻をすることは避けてきましたが(めんどくさいこともありますが)、今回は・・・・。それほど林さんの人となりに感銘したのです。



定番のもの。 ハートのくり抜きもいつも通り。ウレタン仕上げ。



林二郎風。 未塗装。 オイルで柔らかな感じに仕上げるかな。



彫刻は思っていた以上に難しく、もっと彫りの深いものにしたかったのですが・・・。



脚は角とし、上部と下部に大きな面を取ってみました。



背の裏側には「Klein aber oho」と刻んでみました。 かつて、ドイツ空軍の戦闘機メッサーシュミットに記されていたように記憶します。たぶん「山椒は小粒でもピリリと辛い」的な意味合いだったかと…。 これはこの小椅子に敬意を表して。自分で作っておいてなんだけど、他にアイデアが浮かばなくて。
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椅子修理

2014-12-03 21:49:17 | 木工作品
廃棄処分される椅子があまりにも状態が良かったので修理することにした。
この型の椅子は以前にも修理したことがあったが、これまではウェービングテープとウレタンのみの構造だったので、今回はバネを吊ってみることにした。


修理前の椅子(写真を撮りそこなったので、ほぼ同型の椅子を載せています)。



座面の構造はこんな感じ。 ウェービングテープにバネが2本入っていました。この上にウレタンが貼られています。



麻のテープを張り、独立したバネをその上に固定していきます(この部分も撮影していなかったので、別のを載せています。今回の椅子にはバネを5本とりつけました)。バネ吊は久々。 多分、椅子張り技能検定試験以来かな?  



座面を裏から見るとこんな感じ(ここからは写真があります)。



バネを吊ったらヘッシャンを貼り、チップウレタンで土手を造ります。




次にパームを敷き詰め



金巾で座を整形します。座の方は後は生地を張るだけです。




背裏用の生地にPP(プラスチックの細紐を編み込んだもの)を貼り付けます。



それを椅子の背に貼り付け、カッターナイフで余分な部分を切り落とします。



背のクッション(ウレタン)を貼り付けます。



背表を貼り付け、座と背をダブルの玉縁で飾って出来上がりです。



木部はあらかじめ補修用の塗料を塗っておきましたので、細かい傷などは目立たなくなり、艶も出てまずまずの出来栄えとなりました。
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