ネコとウッドクラフトと

現在ネコ14匹とウッドクラフトにはまっています

夏が終わって  木工再稼働  

2015-09-24 10:17:42 | 木工作品
暑い、暑い夏が終わりやっと秋めいてまいりました。 暑くてなかなかやる気が起こらなかった木工を再開しました。
夏の間に友人から頼まれたものが溜まっております。  気合を入れて頑張らなくては・・・・。



厨子:ピアノの上に置けるようなもので、お位牌を納めたいのだそうです。
扉が邪魔にならないよう上部に納まる構造にしたいと考えています。 大方の部材は作っておいたのですが、この暑い夏の間に見事にそっくり返ってしまい、一部は造り直しです。  全体をタモで、内部を銀杏(鎌倉の方なので)でと考えていたのですが、タモが足りるかなーー1?



ワゴン:家具の学校のOBの方で、デザインは数年前にインテリア雑誌か何かの懸賞募集に投稿し、入選されたとのこと。調味料、ティシュペーパー、ペットボトルなどキッチン周りの物がうまく収納できるよう主婦目線でなかなかよく考えられています。今回は、それを具現化するためのお手伝いです。 材料はパイン集成材で、家事や仕事の合間に一人で組み上げれるようなパーツづくりを心がけています。




コンソールテーブル:テニス仲間からの依頼です。 各部の寸法が指定されており、その分では造りやすいのですが、脚をネコ脚風にというご希望です。 天板はできれば一枚で広葉樹がお望み。 塗装(ダニエルカラーを少し茶色くしたもの)もあるのでなかなか手ごわそうです。先ずは材料探しから。 ナラか、クリか、クルミか、ブナか・・・、そんなところで考えています。


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大人(?)の木工教室

2015-09-18 06:37:36 | 木工作品
横浜市技能文化会館とダニエルがコラボして小さな椅子作り教室が開催されます。
小生の小椅子がデザインの基になっています。 もちろんダニエルの職人さんが作っているのでその精度は比べるまでもありませんが・・・。
先日、部材つくりをのぞかせていただいたら、材はサクラの一枚板で、赤みがかった美しく見事なものでした。オイルで仕上げたら本当に立派なものができそうです。 私も一脚欲しくなりました。

皆様ぜひご参加を! なお、受付は技能会館にお願いします(ダニエルではありません!)。  詳細は技能会館のホームページをご覧ください
(参考までにその一部を以下に添付しておきます)







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ガラス瓶のカット

2015-09-09 11:18:33 | Weblog
雨続きで外仕事ができません。
今日は秋雨前線と台風とが重なって関東地方も大荒れです。伊勢原の工房若葉も大事をっとってお休みとなりました。

そんなわけで、室内でできることをやっています。
先日、物置片付けで見つけたボトルカッターを使ってみました。 確か20代の頃に銀座の伊東屋さんで買ったと記憶していますので、かれこれ40年前のもの・・・。  もちろんこれまでも何度かは使っていますが、久しぶりの御対面です。

ラベルが可愛かったり、瓶の色が面白かったりという理由で取っておいたワインの空き瓶などを切ることにしました。


これがボトルカッターです。 非常に簡単な構造ですが、優れものです。


この装置の心臓部である刃のアップです。ここにボトルを押し当て、ビンに傷をつけます。


カット手順1 :切りたい場所に刃が来るようセットし、瓶を軽く押しつけながら一周します。この時、できるだけ均等にしかも弱い力で傷をつけるのがコツです。「チリチリ」というガラスが切れる心地良い音が聞こえます。 強く押すと「じゃりじゃり」という音になり、そう言う場合は大抵良い結果が得られません。傷もきっちり一周で終えるのが良いようです。


カット手順2 :傷をつけた部分にろうそくの炎を当て均等に熱します。さわるとちょっと熱いくらいでOKです。




カット手順3 :ろうそくで熱した部分を氷のブロックでこすり、冷やします。 傷をつけた部分がさらに深く割れていくのがわかります。
うまくいけば、一回でビンが割れます。 割れない場合は、よく冷やしてから、もう一度炎であぶります。



これはビンの上下に傷をつけ、3分割したものです。


真ん中を抜いて、上下を合わせれば変形の小瓶に変わります。エポキシ系の接着剤で接合すれば、花瓶ぐらいには使えます。


このビンは硝子が比較的厚かったので、熱して冷やす工程を3回ほど繰り返しましたが、うまく切れました。


ビール瓶も試してみましたがうまくいきました。


ビンが少し曲がった部分でもカットはできます。軟質ガラスなら比較的容易に切ることができるわけです。


これは失敗例です。ビン全体に花柄模様でペイントされています。それゆえに、おそらく、熱伝導が均一でないか、傷のつき方が均一でなかったからと推察しています。


こちらも失敗例で、熱しすぎです。最初に氷のブロックを当てたところが、ピッと音がしてひびが入ってしまいました。


ということで、本日の犠牲者は


切り口の角を耐水ペーパーなどでこすり、バリをとれば出来上がりです。ダイヤモンド砥石や金剛砂で切り口全体をこすってもOK。その場合切り口は磨りガラス状になるので透明感はなくなります。  

で、何に使うの??




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