フェルメール展とムンク展に行ってきました。
さすがに2会場のはしごはキツイかと思っていましたが、どちらも入場制限や展示方法が工夫され、人が多い割にはほぼ全作品を鑑賞することができ、充実した1日となりました。
フェルメール展は上野の森美術館で開催されています。
今回は10作品が日本に集結するということもあり、やはり大変な人気でした。 時間制限の入場形態でしたが、9時の時点で当日分は16時以降しか獲れない状況でした。
フェルメールの他に同時代の画家の作品も40点ほど展示されていました。黄金時代の絵画をとおして17世紀のオランダを垣間見たような気がしました。
最後の部屋がフェルメール作品の展示室でしたが、これまでにテレビや雑誌でずいぶんと観てきたせいか、素晴らしいのだけれど感激は今ひとつでした。素人の悲しさですね。フェルメールに詳しい生物学者の福岡伸一さんの解説で観たかったなー!!
ムンク展は東京都美術館で開催されています。
こちらも負けず劣らずすごい人気でした。
ムンクについては「叫び」ぐらいしか知らなかったので、新しい発見がいくつもあり、本当に面白かった。
年代ごとに作品が並べられており、ムンクの精神状態と比較しながら鑑賞できたのも、充実感が得られた要因かもしれない。
彼は生涯のほとんどを自画像を描くことに費やしたのだそうだ。約100作品程が展示されているが、それにしても作風がさまざまで、ゴッホやゴーギャン風のものもあり、これを同一人物が描いたとは驚きだ。 彼のこだわりは、決して抽象画には脚を踏み入れなかったことだそうだ。
上野の森美術館の壁一面を飾るフェルメール展の広告
入場券と当日無償で配布されたパンフレット
パンフレットには作品の内容が簡潔に記されており、この手の物をこれまで目にしたことはない。素人にはありがたい。
こんな気遣いも今回の美術館賞を楽しくさせてくれたのだろう。
ムンク展の入場券 シニアは安くなるのがうれしい! 歳を取っても、ちょっとはいいことがなきゃね!
東京都美術館の寒サクラ 向こうに見える人垣もムンク展の行列
上野の街はフェルメールやムンクの人気にあやかろうと、いろいろなコラボ企画が・・・。
ハードロックカフェの企画に乗っかろうと店に行ったところ、この日は原因不明の断水がこの辺一帯に生じ、どの店も一時閉店状態。
残念!!