ネコとウッドクラフトと

現在ネコ14匹とウッドクラフトにはまっています

母とウィリー

2012-03-28 20:34:31 | Weblog
母の遺品の整理をしていたら写真が数枚出てきました。
その中に我が家の最初のペットであるウィリーの写真がありました。
ウィリーは雑種のオスです。私が以前勤めていた会社からひきとったものです。36年も前の話です。
当時、実験用の犬は保健所などから払下げてもらったものを使っていました。ある日、薬理実験用に犬をもらったところ、妊娠していることが分かり、出産後に成犬(親)を使うことにしました。子犬は3匹生まれました。2匹はすぐに引き取り手が見つかりましたが、最後に残った犬は引き取り手が見つからず、始末されることになりました。あまりにかわいそうなので我が家でひきとったわけです。
それまでペットを飼ったことがない我が家では、もともと犬好きであったこともあり、それはもうエライかわいがりようでした。
ウィリーの名の由来は、当時テレビアニメで「みなしごハッチ」というのが放映されており、その中に「ウィリー」とよばれる主人公の親友が登場しますが、そのキャラが家中みんなが好きで、迷わずその名を付けた記憶があります。大人ばかりの我が家でなぜ「みなしごハッチ」を見ていたのかはよく覚えていません・・・。
ウィリーにはいくつかの特性がありました。
人が好きなこと。犬はどんな犬もお友達だと思っていること。研究所育ちのため白衣が大好きなこと。傘と物干しざおが苦手なこと(吠えてうるさい時、傘を見せたり物干しざおを触って見せたりするとシュンとして静かになります)、散歩でのカクレンボが大好きなことなどです。
でも私が一番感心したのは、私が勤めに出るときと、休みで外に出るとき(散歩をしてくれる可能性があるとき)とを見事に識別できることでした。前者の時は声をかけてもちょいと尻尾を振るだけですが、後者の時はもうはしゃぎまわります。後に、実験を重ねた結果、カバンを携帯してるか否かで判断していることが判りました。


 母とウィリー。この写真は我々が米国留学中のもので、一人で留守を守ってくれた母のよき話し相手だったようです。

 研究所時代のウィリー。白衣を着た女性の研究員たちに可愛がられていました。犬好きの父とも3年間ほど暮らしました。

 成犬となったウィリー。10Kgほどの中型犬となりました。10歳になった夏、我々が旅行中に逝ってしまいました。

母がなぜこの写真を保管していたのかわかりませんが、父が好きだったもののひとつとしてとっておいたのかなー。 額に入れてやろうと思っています。

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