今日、関口宏さんが「サンデーモーニング」を、林家木久扇さんが笑点を卒業した。お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
関口さんは、批判精神を発揮して番組を進行していらっしゃいました。平和主義の立場から権力に対しては厳しいことも言うこともありました。とは言えあくまで普通の批判精神を発揮していただけでした。現在でも特別左寄りだとは感じません。ところが近年の右寄りのネットユーザーから目の敵にされて、かわいそうな形での引退となってしまいました。もちろん年齢的なことから、進行にたどたどしい場面なども見受けられ、卒業の時期としては適当だったのだとは思います。しかしネット記事の扱われ方はあきらかにおかしいものでした。関口さんが「サンデーモーニング」でこういう発言をしたというネット記事が出て、それに対してネットの一般人のコメントが出る。そのコメントが関口さんを批判するものばかりなのです。こういう馬鹿な仕掛けを作り上げたインターネット社会は許しがたいものでした。いろいろな意味で戦い続けた上での卒業だったと思います。お疲れさまでした。
木久扇師匠は現在の笑点の最古参でした。私が幼いころからずっと笑点に出ていた、いわゆる「おバカキャラ」を受け持っていました。笑点は木久扇師匠が支えていたように私には感じられます。卒業は残念ですが、やはり年齢的に限界だったのかもしれません。
関口さんも、木久扇さんも時代を支えた人だと思います。二人ともまだまだ活躍するとは思いますが、ひとつの区切りとして、お疲れさまと申し上げたいと思います。
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