とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「山月記」の授業実践記録7(まとめ、「多面的に読む」の他の作品との比較)(10時間目後半)

2016-08-02 09:15:49 | 国語
【目的】
 授業全体の振り返りをしたいと思いました。作者は一面的に小説を書いているわけではありません。たったひとつのテーマで書いているわけではないのです。たったひとつのテーマならば小説にする必要はありません。多面的な要素が絡んでいるからこそ、小説はおもしろいのではないかという授業者の考えをつたえたいと思いました。

【方法】
 最後は講義形式でこれまでの授業を振り返り、それぞれの授業の意図と、授業で出てきた意見をまとめました。そして最後に多面的に、重層的に読むことの重要性を講義しました。

 班で話し合い、この時間の前半で作った班で3分話し合い、ふりかえり、感想を書いてもらいました。

【ふりかえり 反省 評価】
 授業をふりかえる際、付箋を貼った大判用紙が便利でした。それぞれのクラスで出てきた意見を振り返ることができました。あまり多くはなかったのですが、ユニークな意見を取り上げることによって、さまざまな読み方ができることを指摘することができました。

 生徒の感想はおおむね好評でした。

 ただし、次の点は課題として残ります。
 ①多面的に読むということを主体的にしたため、じっくり読むという時間がたりなかったのではない か。
 ②グループでの話し合いがもっとうまく発展的になるためにはどうしたらいいのか。
 ③そもそもが授業にのらない生徒に授業に向かわせるための方法をどうしたらいいのか。
 ④授業の意図をもっとうまく説明し、理解させるためにどうすればいいのか。

 今後考えていきたいと思います。
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