とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

自民党総裁選に浮かれるな

2021-09-04 08:01:26 | 社会
 8月14日に私はこのブログで次のように書いた。

《解散前の総裁選》

 自民党が衆議院解散の前に総裁選をしようとしているようである。

 自民党議員の思惑はこうであろう。菅総理では衆議院選挙で勝てないのはあきらかだ。だとすれば菅総理を交替して、新しい総裁で選挙をするしかない。解散前に総裁選をするしかない。総裁選がニュースでも取り上げられ、自民党がクローズアップされることによって、衆議院選挙にも有利に働く。

 問題は菅総理が総裁選で勝ってしまったら困るということである。菅氏が絶対に負けるような状況を作り、菅氏に立候補をあきらめさせるしかない。そして衆議院選挙で勝てそうな候補を担ぎ上げる。勝ち組につきたい自民党議員は政治なんて後回しにしたドロドロとした駆け引きを繰り返すことになるだろう。

 一番の問題は衆議院選挙勝てそうな候補がいないということである。というよりもまともな政治家がいないのだ。人気がある河野太郎氏は、発信はするが実質が伴わない。ワクチン供給が失敗しているのはあきらかだ。いまだに単なるおぼっちゃまでしかない。安倍晋三氏の再々登板なんて、話題になるだけでも吐き気がする。

 いずれにしても日本の混乱が始まるのは明らかであり、うんざりする日々が続く予感がする。
 
 ほとんど私の推測通りの展開である。これは私がすごいということではあるまい。誰もが予想していた自民党のやり方なのである。自民党の議員は菅総理の辞任を驚いたと言っているが、実際は誰も驚いてはいまい。みんなが陰で「菅おろし」に加わっていたのだが、それを表立ってやれば村八分になる。それが自民党の議員の本音である。

 今の自民党は選挙に勝つことだけが目的になっている。国の政治よりも自分なのだ。それが今の自民党の本質だ。

 新総裁になり総選挙ではそれなりに議席を獲得できることが予想される。しかし自民党の本質が見え始めたのも事実だ。国民が冷静な判断で選挙ができるように、マスコミはしっかりと公正な報道を心掛けてもらいたい。自民党総裁選に浮かれているようなことでは困る。
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