とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

宮沢賢治

2019-08-29 18:46:50 | 国語
 宮沢賢治の『永訣の朝』を授業で扱う。私は正直言って宮沢賢治があまり好きではなかった。夢多き素人という印象で、この素人くささがどうも気になったのである。

 宮沢賢治の中途半端な科学の知識、中途半端な文章力、どれをとっても能力は中途半端である。これだったらなんでも言える。夢が大きいのはいいが、素人並みの能力しかない。それで突っ走ってしまう。身近にいたらこんなに迷惑な人はいないだろう。現代ならばこんな人絶対に表舞台には出てこない。それなのになんでこんなに人気があるのだろうという、やっかみみたいな気持ちがあったのだ。

 しかし、最近になって実は素人だからこそいいのかもしれないと思うようになってきた。これから本当に近づいていくかわからないが、すこし宮沢賢治について考えてみたいと思うようになった。これから少しずつ機会があるたびに書いていきたい。
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