本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

インフルエンサーマーケティングと言われるものの本質。 消費は個につく。

2019-12-08 20:20:05 | 2019年始動。革命のスタート。
いいねを購入につなげる短パン社長の稼ぎ方

著者:ケイスケオクノヤというブランドの社長

#短パン本
@keisuke_okunoya

①この本
SNSでの情報発信から、
今の時代の本当のところ。
インフルエンサーマーケティングという言葉を使わない。インフルエンサーマーケティングの本質を学べる一冊。

◉著者の原点
◉本心からいいなと思ったものをつくる。届ける。
人を楽しませたい、喜ばせたい、役に立ちたいという想いが根底にあるから、その目的のためには、必ずしも洋服である必要はない。84
ケイスケオクノヤのコンセプトは、「ボクが着たいと思えるもの」76
「人を楽しませたい」という根幹

◉スマートにやって売れないで潰れていくか、カッコ悪くてもやりたいことをやって伸びていくか、どっちを選ぶかはあなたたち次第ですよとボクは言いたい。103

昨日のtiktokを見て感じたことに通じる。=自分を出して発信するということの大切さ。
ホスト、キャバ嬢の本が売れていることにもつながる!!

顔が見える人から買いたい 128

0-0-0書き出し
★★★★★なぜSNSが大事なのか、個人を出すのが大事なのか。134
夜のお店などではすでに「指名」という制度がありますが、その他の業種でも指名に近い形でビジネスをするようになっているということです。
だから、ボクは本名で発信することにもこだわっている。
たとえば、ボクがオンディーズの新人さんたちに研修で話すときにも、実名でSNSに発信しなさいと伝えている。
それは、Twitterでオンディーズの社員のファンになった人が、その人をめがけて実際にメガネを買いにお店に行くということを、できるようにするため。129

②-a
結論:
◉「これからは会社名やブランド名とかじゃない。個人が強くならないといけないよ。それにはSNSがうってつけだよ。個人を出していっていいんだよ」ってこと。148
購入動機は「人」が決め手
自分を出すこと。お客様を友達として「喜ばせたい」「楽しませたい」「役に立ちたい」という思いがあれば、あなたは誰かの特別な人になれる。

②-b
◆商売の原点
自分の商品・サービス・仕事を愛しているかどうか
お客さんのことを本当に考えているかどうか 114

◆コミュニティ
思いでつながる。

②-c
◉いかに「共感購入者」を生み出すか?
どうせ買うんなら好きな人から買いたい 105

自分の好きで終わらせるのではなく、どうしたら相手も好きになってくれるのかを考えよう。6
共感してもらうだけではダメで、その先にいかないといけない。
「自分の商品やサービスを自然にいいなと思ってもらい、買ってもらうこと」
これがその先、です。
「この人から買いたい」と自然に思ってもらうことで購入してもらうこと。それがSNSによってできるようになっているんです。13
顔が見えている相手にはなんでも売れる。8



◉SNSでの情報発信のスタート→インフルエンサーマーケティングに
核心:商売とSNSの原点

③-aここは取り上げたい!!
◉自分の好きなもので、誰かを楽しませたり、喜ばせたりできないか考えてみること。153
好きなことって、純粋に没頭できること。「これくらいで”好き”なんて言ったら恥ずかしい」と言うけど、好きなことなら恥ずかしいことも超えていけるんです。
これは誰にも負けないという分野をつくりたいなら、どんどん深堀りしていけばどんなものでもナンバーワンになれる。157

誰が、何の目的で。どんなふうに使っているかの理解から始まる。20

★★★表面だけマネしてもダメで、もう一つ深く入った所の「個」を出すという所をマネして欲しい。119
自分の業界、業種、立場でどうやったらうまくだろうかと考えてみることが大切。120


★★★やはりビジネスも「愛」ですよ。46
ボクたちが新たな伝説をつくろうじゃないか。91

人は人でモノを買うんです。モノはどれも似たり寄ったり、だから人が浮かび上がってくるんです。69

それよりもやることは、お客さんと「友達のような関係をつくること」です。
ボクがいきなり1万2000円の短パンを120枚も売ることができたのは、それまでにSNSでつながっていた人たちとの関係を地道につくっていたから。

③-b
楽しませたい
喜ばせたい
役に立ちたい

売るより先に、根底にこういう思いがあった。その上での「売れたらいいな」です。44
★目的はお客さんと関係性をつくることであって、SNSをやればいいのではないし、プライベートを見せればいいってもんでもない。36

★★★商品はもう肉じゃないぞ、自分だよ!
田中畜産さんやようでんさんに共通しているのは、自分の商売を既成概念の範疇の中に押し込んでいないってこと。98

◉コト消費
一つだけ言えるのは、単にモノだけ売っていたのではダメだってこと。そこに体験がセットになっていないといけない。体験には楽しさと感動がないといけない。95

◆いまのマーケティングの原点=インフルエンサーマーケティング
7人全員がボクをめがけて来ていた。
「商品とかじゃない、オレだったんだ!」
そう気づいて、ボクは考えました。
「だったら、思い切り自分を出してみようじゃないか」って。62

そこに「人」が介在する余地があった。
「あの人が売っているから買う」
「あの人がつくっているから買う」
そういう買い物の仕方になっているのかなと思うんです。32

◆手紙でお役立ち情報を発信
ボクらみたいな中小メーカーの場合、ブランド名や店の名前より個人が大事なんだと気づいてそうしたわけ。23

・「着る」だけでなく洗い方、保存方法まで伝えてこそ人は買う33

▲手紙でしていたことをSNSで
◆SNSは手紙という気づき

◆頭の浮かぶお客さんは300人

◆著者とマーケティングの出会い
藤村正宏さんのエクスマ=モノではなく体験を売る 59

◆ビジネスという原点
ビジネスというのは、奇をてらうものではなく、お客さんという友達から「あなたがつくってくれたモノだから私買うわ」と、そういうところからはじまるものなんです。30

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時代のつながりを考えると怖い一冊 夜と霧 生き残る者の条件とは?

2019-12-08 16:58:15 | 2019年始動。革命のスタート。
夜と霧

精神を解放する。

爆進する礎にする。

まさに、いまの時代のゆでがえる現象につながる。

著者は、アドラー、フロイトの流れを汲む心理学者。

◆現代に繋がる部分
友人のような身障者にとり、「淘汰」はガス室での確実な死を意味した。39

本書:
「心理学者強制収容所を体験する」
「内側から見た」強制収容所

経験を心理学の立場から解明する試み

おびただしい小さな苦しみ

語られるのは、おびただしい大衆の「小さな」犠牲や「小さな」死だ。」2

②-a
結論:
生きていること自体が、生きること側から自らに期待していることがある。
それにいかに具体的に答えていくか?それが生きるということ。
生きることが自分に何かを期待しているということは裏返すと、「未来が自分を待っているということ」134

「人間が生きることには、つねに、どんな状況でも、意味がある。」138

★★★★★かつてドストエフスキーはこう言った。
「わたしが恐れるのはただひとつ、わたしがわたしの苦悩に値しない人間になることだ」。112

②-b
人は強制収容所に人間をぶちこんで全てを奪うことはできるが、たったひとつ、与えられた環境でいかに振る舞うかという、人間としての最後の自由だけは奪えない。110
つまり人間はひとりひとり、このような状況にあってもなお、収容所に入れられた自分がどのような精神的存在になるかについて、何らかの判断を下せるのだ。
—-
典型的な「被収容者」になるか、あるいは収容所にいてもなお人間として踏みとどまり、おのれの尊厳を守る人間になるかは、自分自身が決めることなのだ。

人間はどこにいても運命と対峙させられ、ただもう苦しいという状況から精神的に何かを成し遂げるかどうか、という決断を迫られるのだ。114

光は暗黒に照る・・・・・。67
ヴァオリンは泣いていた。わたしのなかでも、なにかが泣いていた。71

【精神の段階】
第一段階:ショック
第二段階:感情の喪失
感情の消滅は、精神にとって必要不可欠な自己保存メカニズムだった。45

第三段階:解放された時の心理
嬉しさというより、完全な精神の弛緩


文化の冬眠:
被収容者は、生きしのぐこと以外をとてつもない贅沢とするしかなかった。54

ふたつだけ例外があった。一つは政治への関心。もう一つは、意外なことに、宗教への関心。55


Q.脆弱な人間とは、内的なよりどころを持たない人間だ。では、内的なよりどころはどこに求められるのだろう、というのが、次の問いだ。118

A.未来に目的を持たせる
過酷きわまる外的条件が人間の内的成長を促すことがある。121

0-0-0書き出し
★★★★★「なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える」〜ニーチェ18
「苦悩という情動は、それについて明晰判明に表象したとたん、苦悩であることをやめる」〜スピノザ125
わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ。129
ひとえに行動によって、適切な態度によって、正しい答えは出される。生きるとはつまり、生きることの問いに正しく答える義務、生きることが各人に課す課題を果たす義務、時々刻々の要請を満たす義務を引き受けることにほかならない。
生きることとはけっして漠然としたなにかではなく、常に具体的な何かであって、したがって生きることが私たちに向けてくる要請も、とことん具体的である。
具体的な要請はあるときは運命をみずから進んで切り拓くことを求め、あるときは人生を味わいながら真価を発機する機会を与え、またあるときは淡々と運命に甘んじることを求める。130

人は未来を見据えてはじめて、いうなれば、永遠の相との元に存在しうる。123


②-c
反対:
死に至る自己放棄と破綻、未来の喪失126

<生き残る人:いい人ではなく発信する人>
わたしたちはためらわず言うことができる。いい人は帰ってこなかった、と。生存競争の中で良心を失い、暴力も仲間からも物を盗むことも平気になってしまっていたそういう者だけが命をつなぐことができたのだ。5

◉おぞましい世界から遠ざかり、精神の自由の国、豊かな内面へと立ち戻る道が開けていた。繊細な収容者の方が、粗野な人々よりも収容所生活によく耐えたという逆説。58

◆恩赦妄想
精神医学では、いわゆる恩赦妄想という病像が知られている。死刑を宣告された者が処刑の直前に、土壇場で自分は恩赦されるのだ、と空想しはじめるのだ。それと同じで、わたしたちも希望にしがみつき、最後の瞬間まで、事態はそんなに悪くないだろうと信じた。14

◆順応
人間は何事にも慣れる存在だ、と定義したドストエフスキーがいかに正しかったかを思わずにはいられない。人間は何事も慣れることができるというが、ほんとうか、ほんとうならそれはどこまで可能か、と訊かれたら、わたしは、ほんとうだ。どこまでも可能だ、と答えるだろう。27

◆没個性化
強制収容所の人間は、自ら抵抗して自尊心をふるい立たせない限り、自分はまだ主体性を持った存在なのだということを忘れてしまう。82
親衛隊員の注意を引かないことは、必死の思いでなされることであって、これこそは収容所で身を守るための要諦であった。83

◆ユーモア
ユーモアへの意志、ものごとをなんとか洒落のめそうとする試みは、いわばまやかしだ。だとs知恵も、それは生きるためのまやかしだ。73

◆愛
核心:宗教的であり、本質
◉愛は生身の人間の存在とはほとんど関係なく、愛する妻の精神的な存在、つまり(哲学者のいう)「本質」に深く関わっている。62

愛により、愛の中へと救われること!
人は、この世にもはや何にも残されていなくても、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれあるということを、わたしは理解したのだ。61
その時、ある思いがわたしを貫いた。何人もの思想家がその生涯の果てにたどり着いた真実、何人もの詩人が歌いあげた真実が、生まれてはじめて身にしみたのだ。
愛は人が人として到達できる究極にして最高のものだ、という真実。

◆瞑想
内面が深まると、たまに芸術や自然に接することが強烈な経験となった。この経験は、世界やしんそこ恐怖すべき状況を忘れさせてあまりあるほど圧倒的だった。65
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