本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

小説062 : reProfesional#134

2008-11-22 17:33:49 | reProfesional
chapter#62 it

itというもの。
簡単に日本語になおすと、「そこ」「それ」「漠然とした何か大切なもの」というようにいうことができるだろうか。
itが何かわからない。だからこそ、こうやって、なにかしら、生きていこうとする。これまでの第三部までは、ある程度の交錯はありながらも、この自分の中でのitというものをなになのかということを明らかにしようとしてきたといえる。

itは自分と、他者の中に両方にある。第四部の序章で明らかにしたかったことは、自分と他者が双方から、itを明らかにしようと躍起になると、そこに衝突が起こるであろうということ。
itを明らかにしようとするという、もしくは、itがそこにたち現れようとしたとき、なんとも言いがたい、不気味な負の感情がわきあがってくる。

できれば、その場から逃れたい。そんな感情だろう。
未来が見えない人間といえども、人間もある程度は、itが何かくらいはわかっている。だからこそ、itをどうみるかということを個者によって違いがあるということに気づくことがなかった人間関係はきわめて不幸である。
見えないものを自分の中で処理しきれずに、不幸な状態を相手にも持ったままで接してしまうであるから、必然的に相手にも不幸な感情を味わわせてしまうことになる。

よりやっかいなのは、自分が話したり、考えたり、表情をそれに伴い変化させるだけで、itというものは、不気味にも、ボク等の身の回りにどろりどろりと発生し続ける。itは解釈を待っている。
放り投げられっぱなしのitがおおいからこそ、ボク等は不幸の種をいろいろなところに、まきちらしては、腹を痛みで満たしていくことになる。

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