中日新聞の「おじさん図鑑」に「戦後」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。
日本の暑い夏は、わしら戦後生まれの人間にとっても、戦争の記憶を新たにする季節だ。
八月十五日正午の黙とうは、戦後七十八年、欠かすことなく行われてきた。
甲子園球児たちも熱闘を中断し黙祷するのが習いだ。
わしら団塊の世代は、戦争を知らないまま年を重ね、そのままジジイとババアになった。
だが、ある人気タレントが「今は新しい戦前だ」と看破したとか。
ロシアのウクライナ侵攻を機に、北朝鮮や中国を必要以上に敵視し、防衛の名目で戦争準備に血眼になっている権力者たちがいる。
そのために増税までするという。
もう勘弁してほしい。
右も左も正気を保つべし。
武器充実の行き着く先は「核」でしかない。
日本人は「核」で根こそぎ破壊された経験がある。
だから「戦争放棄」したのだ。
防衛の基本は「外交」だろう。
どの国へも、総理大臣が気軽に行くことだ。
先方がイヤがっても「そんなこといわずに」とドンドン行く。
韓国とのシャトル外交を全世界に広げるのだ。
今の若者たちが、わしらのように戦争を知らないまま老人になる「戦後」を、まだまだ続けていかなければならない。
以上です。
>八月十五日正午の黙とうは、戦後七十八年、欠かすことなく行われてきた。
甲子園球児たちも熱闘を中断し黙祷するのが習いだ。
ああ、これが自然という人間では制御できない台風で高校野球が中止になり、今年は球児達の黙祷はできない。
その他、いろんな終戦に関しての行事も中止らしい。
日本人全員が、正午に自宅で黙祷することになるでしょう。
>防衛の基本は「外交」だろう。
どの国へも、総理大臣が気軽に行くことだ。
先方がイヤがっても「そんなこといわずに」とドンドン行く。
こんなことが出来る日本の政治家なんていないでしょう。
ウクライナのゼレンスキー大統領のように、自ら諸外国に行って協力を仰ぐなんて。
こんな度胸のある政治家が、日本にいるなんてとても思えない。
>今の若者たちが、わしらのように戦争を知らないまま老人になる「戦後」を、まだまだ続けていかなければならない。
私もそれを願っていますし、それが一番の幸せの道だと思います。
森山直太朗 -夏の終わり Studio Session 2016