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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

夕暮れ時、ふわり、ふわりとゆっくり儚(はかな)げに宙を漂っている。

2022-12-16 02:19:55 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「ゆきむし」というタイトルで、67歳の女性が投稿されていました。

 昨日、愛犬と近くの公園を散歩していて「ゆきむし」を見かけました。

 夕暮れ時、ふわり、ふわりとゆっくり儚(はかな)げに宙を漂っている。

 白い綿毛をもつ小さな昆虫。

 北国では雪の季節の訪れを知らせるといいます。

 北国のように大量に舞うことはないものの、この地方でも見られるようです。

 去年の今頃、この公園で初めて見ました。

 その頃、夫は脳神経の難病で少し不自由な体ながら、犬と一緒に散歩できていました。

 秋空に漂う白いものを見つけて「何やこれは、雪かと思ったら違うなぁ。何か生きものか?」と言いました。

 その時は私も、何かで見たようなと思ったものの、すぐにはわかりませんでした。

 後日、記憶の片隅にあった言葉がふいに浮かんできて、スマホで調べて確信しました。

 そう、ゆきむしだ!

 今度見たら、教えてあげよう。

 そう思っていましたが、その後は見かけることはなく、病気の進行で、夫は散歩に出かけることも難しくなっていきました。

 そして季節は巡って、今年も出会えました。

 「『ゆきむし』って言うのよ」。

 今は空にいる夫に話しかけました。

 「あなたがいない初めての冬が来るわ」


 以上です。


>今度見たら、教えてあげよう。
 そう思っていましたが、その後は見かけることはなく、病気の進行で、夫は散歩に出かけることも難しくなっていきました。

 見たらでなくて、ゆきむしと分かった時点でご主人に教えてあげれば良かったのに。





 雪虫(ゆきむし)とは、アブラムシ(カメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ上科)のうち、白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称。体長5mm前後の全身が、綿で包まれたようになる。との事です。

 この虫が、雪のように見えるんだ。

 私は残念ながら見た事がないですが。







ポケベルが鳴らなくて OP 国武万里 1993