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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

完全版を視ないと、「ニュー・シネマ・パラダイス」の良さが分からないと思います。

2014-02-02 10:48:05 | 日記
今朝は久しぶりに朝から雨が降っています。
昨日「ニュー・シネマ・パラダイス」のDVDがアマゾンから届きました。
以前ビデオテープを持っていたのですが、今や無用の長物になってしまいましたので改めて買ったという訳です。

以前1949年に作られたゲイリークーパー主演の「摩天楼」という映画を、若い頃NHKテレビで視てもう一度視てみたいと長年探していてやっと見つけネットで購入しました。
その苦労して手にしたビデオも、無用の長物になってしまいました。(苦笑)
8ミリビデオなども高価でしたが、今では無用の長物になり捨てました。
機器の進歩は良い面もありますが、画期的に機器が変ってしまうと残念な結果にもなりますね。

ところで、「ニュー・シネマ・パラダイス」は2時間ぐらいの劇場版と、カットされていない3時間の完全版ものがあります。
評判は2時間ものが良いのですが、私は3時間ものが好きです。
最初2時間ものをビデオで視たのですが、主人公トトの母親が映写技師アルフレードの死をトトに伝えようと電話したシーンで、毎回電話にでてくる女性が違っているし、トトを愛しているように思えないとつぶやくシーンがあります。
この理由は2時間ものでは分からなかったです。
2時間ものでは映画館「パラダイス座」が物語の中心となるのに対し、完全版では主人公の人生に焦点が置かれており、青年期のエレナとの恋愛や壮年期の帰郷後の物語が丹念に描かれています。

私は主人公が何十年も故郷に帰らなかった理由が、完全版で初めて理解できました。
映写技師アルフレードから言われたせいでなく、エレナとの悲恋がそうしたようです。
やはり完全版を視ないと、「ニュー・シネマ・パラダイス」の良さが分からないと私は思います。

Ennio Morricone-Nuovo Cinema Paradiso(ニュー・シネマ・パラダイス)