がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

昨日の記事の続き

2010年12月20日 | Weblog
2010年12月20日 12時42分46秒

読売は、諫早湾開門判決に関して、社説で「今後、排水門を常時開放した場合に不測の事態が起きる可能性は否定できまい。」とも書いている。



ホントに馬鹿なんだなと思う。



「不測の事態」というのは、文字通り、予測できない事態を言う。予測できないのだから、考慮に入れようがない。考慮に入れられるなら、それは「不測の事態」とは言わない。



裁判所も政府も、予測可能な範囲で対策を考え、実行するしかない。不測の事態は、起こってから対応するしかない。

不測の事態の可能性を否定できなければ、判決を下せない、政府が行動を起こせない、となれば、一切の行為が否定される。そんな、馬鹿な、無内容なことを堂々と社説で述べている。馬鹿という言葉以外見当たらない。



こういう馬鹿な言説が、毎日毎日何百万部も日本中にばら撒かれているかと思うとぞっとする。




不測の事態が起きる可能性を否定できない行為を批判するのなら、自社の大口スポンサーである自動車メーカーに死亡事故の起こる可能性を絶無にするまで車を売るなとでも言ってみたらどうか。




読売は、「可能性」という言葉を使うのを社内規定で禁止した方がいいのではないか。


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