がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

参院選雑感

2010年07月14日 | Weblog
2010年07月13日 15時12分20秒掲載

今回の参院選について思ったことをいくつか列記する。



・先の衆院選から今回の参院選までの民主党の混乱ぶりから見れば、民主党が大幅に議席を減らしたことは当然だろう。



・衆院で300議席を持つ民主党が、参院で過半数を割り込んだことは、良かったのではないだろうか。第一院で300の議席を持つ政党には一定の歯止めが必要である。



・民主党が参院で過半数を割り込んだことで、読売あたりは「法案が1つも通らない。大連立だ!」などと愚かしい主張を展開するかもしれないが、そんな馬鹿げた行為だけは是非ともやめてもらいたい。与党は譲れる所は譲る、野党も譲れる所は譲る、そうして妥協をし合いながら成案を得ていくのが、議会のあるべき姿であり、「過半数に満たないから大連立」などと言うのは愚かさの極みである。



・先の総選挙で落選した議員が今回の参院選で当選した姿が少なからず見られた。このような光景は今回に限らずよく見られるが、衆院選に立候補した者は、参院選に立候補できないという慣例を作った方が良いのではないだろうか。(逆もまた然り。)衆議院議員と参議院議員の果たすべき役割は異なり、衆議院議員と参議院議員に求められる資質は自ずと異なるからである。衆議院議員でも参議院議員でもいいから議員になりたいと思う人間には、その時点で国政に携わる資格がないと個人的には思う。

また、このことと関連するのだが、参院選の選挙制度も見直した方がいい。現行制度では衆院のカーボンコピーと揶揄される状態は脱せられない。



・千葉景子法務大臣が、落選したのに閣僚を続けるのは異例だ・おかしいと騒いでいるマスコミがあるが、根拠のないおかしな主張である。民間人でも閣僚は務められるのであって、落選したからと言って、閣僚としての資格要件に欠けるわけではない。産経あたりは、死刑を執行しない千葉景子法相を引きずりおろしたいのだろうが、ためにする主張という他ない。



・参院選というと、どうしても前回
参院選に出馬し、当選した故・山本孝史元参議院議員を思い出さずにはいられない。(参照URL http://www.ytakashi.net/ )今回の参院選で当選した議員のうちの果たして何人が、山本たかし氏のように命懸けで議員を務めてくれるだろうか。

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