新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

何となく虚しい感じがする

2024-10-12 06:37:55 | コラム
10月14日(月)に開催される大久保祭り:

10日の朝になって、このお祭りのチラシが入ってきていた。ここで注視していただきたいことは「大久保」という地名である。正確には新宿区大久保で、山手線の内側になる地域だ。即ち、素っ頓狂なマスコミが「新大久保」と呼んでいる1年365日老若女で賑わっているKorean Townがあるところだ。この界隈にはJR総武線の大久保駅はあるが、新大久保という地名などないのだ。

その大久保祭りである。誰のためのお祭りかという気もする。その場所は山手線の内側の今や韓国街の如きになっている大久保通りを、歩行者天国にして開催される。往年は道路の両側の商店街が邦人向けに露店を出すなどして大いに賑わっていたし、最も外側のその昔はペアーレと呼んでいたビルの入り口の広場にジャズバンドが出て活気ある演奏で聴衆を集めたりしていた。

だが、現在では一変して婦女子に大人気の韓国料理店と化粧品店ばかりで、この通りは年がら年中歩道が彼等で満員の状態。そこが歩行者天国になってしまったら、彼女らはどうするのだろうかと思うし、商店街は何を誰に向かって売り出そうとするのだろうかと、少し考え込んだ。女性たちと、何処から来たのかも不明なインバウンド様風の連中はどうするのかと、一寸だけ興味がある。

出店する店の国旗がチラシに掲載されているが、韓国であり、タイであり、ベトナムとなっているが、近頃めっきり増えたネパールもイスラム教国の旗もなかった。もう一つの関心事は常日頃大久保通りを埋め尽くしているG7以外の国からきたと思われる人々は行き場を失うのではないかという辺り。

それほど、東南アジア、東アジア、中近東からと思しき者たちがここ百人町/大久保界隈を占拠しているのだ。言うべきかと思う事は、この大久保祭りは異邦人のためではないだろうという点。この界隈が低次元の国際化を果たして以後は、都市銀行の支店、書店、文具店、惣菜屋、蕎麦屋、ラーメン屋、魚屋、パン屋、飲み屋等々の日本人を相手の商売屋さんが消えてしまった。

長々と述べてきたが、言いたい事は「政府がしきりにインバウンド促進を言うが、当方は何度もそれはそれとして意味はあるだろうが、入ってくる人たちを選別したらどうか」なのだ。入国者はそれこそ玉石混交であり、後難を怖れずに言えば「石」の多くは帰らずに居続けて、この界隈や地方に住み続けるのだ。その「石」たちが往々にして我が国の法を犯している場合があったのではないのか。

何度も主張してきたことで「他国からの人を受け入れるのには慎重の上にも慎重にすべき」なのだが、入国の時点で審査して選別して拒否するのは言うべくして不可能だろうし、国家の財政上もそうとも言っていられないのだろう。

そのインバウンド様推進策自体を少しは理解する。だが、その為にこの百人町/大久保に生じている無秩序とも言いたい混乱した状態を認めたいとは思わない。しかも、既にそういう恰も治外法権の街のような状態に陥っている場所は、日本中至る所にあるのではないか。

14日(月)が晴天であれば、久しぶりに大久保祭りで演奏される地元のジャズを聴きに行きながら、どのようなお祭りになっているかを見に行くかと思案中だ。


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