新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

トランプ大統領対ジョー・バイデン氏の対決

2020-08-26 08:40:10 | コラム
政治家の精神状態を論じれば:

我が国では、バイデン氏がバーニー・サンダース氏を退けて民主党の有力な候補者として浮かび上がった頃から、77歳という高齢のバイデン氏に認知症の噂が専門家や評論家の間で盛り上がってきた。もしも本当にそうであれば、家族の間では分かっていたはずのことで、良くそういう人を立候補させたものだと思って見ていた。

ところが、現職のトランプ大統領についても就任以来何度か精神疾患があるとか精神状態が不安定であるとの説が多発していた。中には「錯乱状態」(=“unhinged”)などと言う医学用語が出てきたこともあったし、検索をかければ続々と大統領の精神状態を疑う説が出てくる。

中にはアメリカ合衆国の大統領という世界で最もきついだろう激職にあれば、これまでに多くの大統領の精神状態が不安定になった例があったという解説まであった。そういうことには我が国のマスメディアは触れてこないのは不公平かな。

そこで、バイデン氏である。私は例によって何名かのアメリカの元上司や私人や友人に「バイデン氏認知症説」の真偽というか、彼等の見方を尋ねてみた。意外なことに、私の知り合いは皆共和党支持者であるにも拘わらず「バイデン氏の演説などを聞く限りにおいてはそういう傾向は認められない。但し、失言が多いのも事実」という意見なのだった。

中には「トランプ大統領支持のFOXニュースが意図的に報じているのだ」とか「共和党側の作戦で流しているニュースだ」という見方まであった。重ねて言っておくと、これを知らせてくれたのは共和党支持派の人たちである。

私は何れにせよ、この説の真偽はこれから先に3回開催されるトランプ大統領との討論会で明らかになるかも知れないとは考えている。問題はバイデン氏がトランプ大統領の口撃に何処まで耐えて、噂を消してみせるかだろう。実は、私の何の理論的な根拠がない「閃き」ではトランプ大統領の再選と出ている。



私は反省している

2020-08-26 08:00:31 | コラム
我が国の新型コロナウイルス制圧対策は成果を挙げている:

正直に言って、これまでに西村康稔大臣と加藤勝信厚労相の新型コロナウイルス制圧対策を、「責任回避」だの何のと批判し続けて来たことを反省している。そういう理由の一つは、先日採り上げた我が国の感染者数や死者の数をアメリカの知り合いにも流しておいたところ「日本は我が国と比較すれば、遙かに立派にウイルスを制御しているではないか」との賞賛の言葉が返ってきていたことにある。事実、我が国の感染者は6万人台に入ったとは言え、アメリカの574万人と比較すれば100分の1に近く、死者数に至ってはアメリカは15万人で我が国は1,000人台である。

私もこれほど我が国とアメリカの間には実績に開きがあることは勿論承知していた。それだけに世論調査で安倍内閣のウイルス対策を評価しないというのが60%を超えていたのは不可思議な現象だと思って見ていた。しかしながら、西村康稔大臣と加藤勝信厚労相を何のかんのと言って批判し始めてしまったので、今更引っ込みがつかなくなっていたので、相変わらず責任回避だのお利口さんなどと悪口雑言を続けていたことには、本当に忸怩たるものがあるのだ。本音を言えば「大いに反省せねばなるまい」という所だ。

もう一つ反省しておけば、マスコミ論調にも乗せられたというよりも、勝手に自分の都合で乗っかってしまったのだと言う点がある。何故あのお二方を批判するようになったかを考えて見るに、あのウイルスに対峙する姿勢に「眦を決して事に当たる」とか「何としても自分が責任を持って制圧してみせる」というような断固たる決意の表明がなく、余りにも淡々と事務的にこなしておられる辺りにあるのかと思う。換言すれば「難局に当たっている」という悲壮感が出ていないように思えたからだ。何れにせよ、反省してお詫びせねばなるまいかと考えている。