新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月24日 その3 日本大学フェニックスの問題

2018-07-24 14:47:48 | コラム
フジテレビのバイキングの要らざる介入か:

このところ数日続けてフジテレビのバイキングでこの件を面白おかしく、さも「真相はこうだ」と言わんばかりに採り上げている。彼らがやるのだったら、私も長い間のフェニックスのファンとして一言述べてみたくなった次第。特に司会の坂上忍が強引に取り仕切って自分で持って行きたい方向にしようとして、ゲスト・コメンテーターやレギュラーメンバー的な連中に何かを言わせているのだ。それが私には問題を日大にとって悪い方向に仕向けようとすら聞こえることが多々ある。私にはフェニックスほどの運動部の経験がない者にこの件で何かを語らせるのは無理があると思って聞いている。

本24日には関東大学1部の15校(日大を除くから15になる、念の為)の監督会が関東学連に対して「日大から提出された改革書を本日までに開示しなければこちらにも考えがある」という、如何にも日大との対戦をボイコットするかの如き意志の表明があったと、寧ろ大袈裟に聞こえる形で採り上げていた。坂上もそうだが、彼らは「日大をリーグ戦に復帰させれば、またもや悪質なタックルをしないという保証がない。それでは可愛い部員たちが傷つけられそうだという監督会の懸念は解る」と言いたいようだった。これは尤もなようでおかしな主張だと思って聞いていた。

どちらかと言えば、私は日大フェニックスを擁護する方の立場だが、それにしてもおかしなこじつけだと思う。先ずは日大以外の15校が綺麗でフェアーなプレーしかしないという前提に立っていることがおかしいのだ。多くのフットボール経験者が認めていることは「フェニックスは元々反則が少ない綺麗なフットボールやるテイームだ」ということ。関学戦であの危険なプレーをやれという指示を出した内田前監督と井上前コーチが学連に除名された以上、危険なプレーの元が絶たれたという解釈がまるでないようなのも不思議な気がする。

坂上もレギュラーメンバーたちも内田氏も井上氏も未だ指示を出したと認めていないと言い募るが、第三者委員会も学連も認めていたとの事実を完全に忘れているような議論だと思う。バイキングがどれほどの視聴率を維持し、何処の人がこの一連の特集を深い興味を持って見ているかは知らないが、素人が寄ってたかって論議することにどれほどの意味があるかは疑問だと思う。

瀬在幸安元総長まで担ぎ出して田中理事長を批判するようなことをやっていたが、私は日大フェニックスと日本大学全体の運営問題がそこまで結びついているとは思えないのだ。私にはフジテレビが何を目指してこの問題を追い続けているのかがもう一つ解らないが、あのように問題を素人が集まって面白おかしく語っていては、新監督に内定している橋詰功氏も良い迷惑かも知れないと思うのだ。だが、監督会があそこまで依怙地になっている背景に何があるのかの方が、余程気懸かりだが。



7月24日 その2 思い切って外出した

2018-07-24 14:45:17 | コラム
新宿駅西口に90分ほど滞在:

本24日は結局のところ意を決して、9時過ぎに出掛けることにした。バスやJRを乗り継いでいた時間を除けば、新宿駅西口付近に約90ほど滞在して4箇所を回ったことになった。極力地上を避けてデパートの中を抜けるとか地下街とビルの中にいるように努めたが、暑いことには変わらなかった感触だった。9時45分頃に最初の目的地である地下の銀行に到着した時には、メッシュが入った帽子の下は汗ビッショリだった。ここでも怖かったことは「それほど暑くはないな」と受け止めていた感度の鈍さだった。

西口の地下街は予想したよりも遙かに多くの人が動いており、つまらない感想では「若い世代は偉いものだ」という辺りだった。面白いサービスだと思ったのが、最初に入った銀行で冷凍された紙のおしぼりを渡されたことで、これで顔と首筋を冷やすことが出来たのは有り難かった。帰りにはまたこれからJRとバスを乗り継いでいく気にはなれず、御身大事を図ってタクシーを利用したのだが、¥810は無駄な投資ではなかったと思っている。

何れにせよ、思い切っておっかなびっくり出掛けたことで、これから先2週間ほどは余程のことがない限り無理に遠出(と言っても精々新大久保駅から新宿までだが)をしないでも済む状態に持って行けたので一安心となった。それでも帰宅して初めて気が付いたのだが、ポロシャツは汗まみれで着替えるのに手間取ってしまった。矢張りこの暑さは余程用心して対応しないと思わぬ災害のもととなりそうだということだと再認識した。

一種の災害だ

2018-07-24 08:17:42 | コラム
気象庁は「一種の災害」と認めた猛暑:

気象庁がこのように「災害」と言い出したのを聞いて「なるほど、そう見做すのか」と何となく安心した。私は昨23日「最早この高温を異常と見るのではなく、これが普通なのだと認める方が」と述べたが、気象庁の見解はそれどころではないと認定していたのだ。私はこの発表を聞き捨てにすることなく「事態はそれほど深刻なのだ」と理解して対応すべきだと思っている。事実、連日報道されている熱射病による死者(死者だ!)と救急搬送された人の数は尋常ではない。明日はではなく「今にも我が身か」と考えてみても良い状態だ。

23日は更に「甲子園の野球の会場の追加または変更」云々したが、本心は「朝日新聞も高野連も本気で対策乃至は延期か中止を検討すべき段階に来ているのだ」と言いたいのだ。私は甲子園の野球ばかりを批判しているようだが、現実的に考えれば、この7月と8月の災害の如き高温が続くと予測される期間中には、全ての屋外の催し物(イベントじゃない、念の為)やスポーツの大会は開催すべきか否かを真剣に検討すべきだと主張したいのだ。

何処かの県で高校野球の試合時間をずらして夜間にしたと報じられていたが、そうしたところで地域によっては夜間でも30度台だ。昨23日観測史上最高の41.1度を記録した熊谷では夜の7時の気温は32.4度と報じられていた。35度よりは幾らかマシかも知れないが、異常な高温であるのは確かだ。そういう条件の下にあることを如何なる催し物と雖も、主催者は十分に考慮し、決行か中止かを判断すべき時ではないか。

現に、何処だったかで高校野球応援の観衆から9人の熱中症患者が出たと報じられていた。将に「だから言ったじゃないか状態」なのだ。また、愛知県だったかではその催し物関連の商品(何でで「グッズ」と呼ぶのか)を買いたくて屋外に並んだ何千人の中ではバタバタと倒れた人が出たというではないか。私は並んだ人たちを責める前に主催者側に「あなた方は正気か」と尋ねたい、イヤ非難し攻撃したい。

私は正直なことを言えば、朝日新聞と高野連に本大会の第1試合の開始の時刻をオリンピックに倣って午前7時として、午前中は2試合で打ちきり、午後は4時から2試合としたらどうかと提案しようかと考えていた。だが、夜間でも30度台に止まっている地方が多いし、ましてや兵庫県では、この考えも無意味かと思って控えていた。そこに気象庁が「一種の災害」と発表したのでは、この程度の弥縫策では追い付かない事態だと判断した次第。

昨23日は鼻風邪が抜けきらないままにジムに出掛けて見た。体は何とか動いた。それで午前11時過ぎに外に出てみても「何だ、大して暑くないじゃないか」と感じて気楽に帰宅した。ところが、東京の気温は39度だったというではないか。矢張り、高齢者ともなると感度が鈍って39度を「暑くない」と受け止めてしまうようだと、改めて認識したのだった。これは何処かの医師が警告しておられたように「温度に対して感度が鈍る」のは本当に危険なことだ。矢張り外出は差し控えるべきのようだが、本日はのっぴきならない用事がある。災害の犠牲者にはなりたくない。如何すべきか悩ましい事態だ。