新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月8日 その2 泣き言

2018-07-08 19:05:57 | コラム
冷房病にやられて:

毎年のことですが、85歳の今になっても会社に出勤していた頃と同じで、エヤコンというか冷房が始まると胃腸の調子が狂ってしまうのです。今年も本格的にエヤコンを使うようになり、夜間もかけたままにしておりましたところ、一昨日辺りから本格化して本日は矢張り不調に陥りました。30年近くもこう言う状態が続くのにも驚いております。

午前中は未だ何とか抵抗出来ましたので、ブログの毎日更新を果たしはしましたが、午後は抵抗する気力も失せて何も出来ずに静養に専念しておりました。自律神経失調症は収まりつつあるのに、何とも情けないことです。一昨日もジムで60歳台後半の論客に「元気がない」と言われて「貴方も85歳になってみれば解ること」と反論しました。

段々とではなく、急速に気象条件の変化に対応する力が低下したと痛感する今日この頃です。これで泣き言を終わります。


西日本の大豪雨による災害に思うこと

2018-07-08 08:12:27 | コラム
犠牲者のご冥福を祈り被災者をお見舞い申し上げたい:

何と言って犠牲者のご冥福を祈りお見舞いしたら良いのか言葉を知らないし、方法すらも解らない大災害である。連日テレビのニュースの画面を見ているだけでも心が痛む西日本(と言っても岐阜県でも災害は発生しているが)の大豪雨である。特に倉敷市の凄まじい洪水の画面などを見せられては、何と言ったら良いのかと言葉を失うほどの大災害だった。

あれほどの豪雨に襲われた方々は着の身着のままで避難されたのだろうし、中には家も何も食べ物も着る物もなく、貴重品も何も持ち出す余裕があっただろうかなどと思う時に「命があっただけでも良かった」という程度のことではないのだろうと感じた、何しろこれから先どうやって生活していくのか」という大変な問題の直面されるのだろうから。中には住宅ローン等々の借入金を抱える方もおられるだろうし、車等の交通手段も失われた方も数多くおらるのだろう。トランプ大統領では「雇用」の問題も生じるだろう。

自衛隊も出動されているようだが、あの洪水の状態ではどうやって現地に赴いて、何処でどうやって基地を設けるのだろうかなどと考えてしまう。総理は「全力を挙げて救出を」と言われていたが、救出された後に前述のように大きな諸々の問題があると思うのだ。8日朝の時点では、四国には未だ大雨の警報が出ている状況では、現時点では対策も何も立てようがないのではと懸念する。

仮設住宅を建てるにしても、その資金は何処から出てくるのかが気になる。地方自治体もあれほど痛めつけられてはその予算か余裕があるのかと思わせられる。私には国家の財政のことなど解らないが、仮設住宅一つにしても政府が援助せざるを得ないのではないかなどと考えた。それにしても、その際の予算は税収で賄うのであれば、被災者にも負担がのしかかって来はしないかなどと悩んでしまう。

被災者に衣食住を供給せねばならないのは当然だろうが、停電もあれば断水もある状態を何時どのようにして復旧するかなどは簡単に対策も考えられない難題のように思える。私は湾岸戦争の際にサダムフセインに「人間の盾」という人質にする為に捕らえられ、200人が立って寝るしかないような狭い地下室に幽閉され、その地下室にはトイレが1箇所しかなかったという条件で過ごしてきた商社マンから直接経験談を聞いたが「あれこそ将に生き地獄だった」そうである。その話から類推すれば、仮設トイレの準備がどれほど速やかに整うか否かも深刻な問題になると思ってしまうのだ。

私は問題はこれだけに止まらないと思う。あれだけ西日本で広範囲に災害が及べば、製造業にも農業にも、鉄道網にも空の交通にも深刻な供給不足等の問題が発生すると思う。また、公共の施設や個人と集合住宅等の建設にしても、それでなくとも人手不足が問題になっている建設業界は如何にして対応するのだろうかと危惧してしまう。人手不足としては上位に入る輸送業なども、対応に悩むだろうとしか思えない。

私はこれだけの重要且つ緊急の課題を抱えるに至った事態では、与野党ともにその事の重大性を認識して、残り少ない会期を利用して対策を審議して貰いたいと考えている。要するに野党はIR法案などへの反対に現を抜かしている時期ではないのだし、モリだのカケだのを未だに引き摺っているべきではないということだ。特に、朝日新聞にはもうこれ以上でっち上げや反安倍内閣の虚報を流させてはならないのだ。

総理にも可及的速やかに被災地を視察とお見舞いに赴いて頂きたいと願うのだ。だが、あの被害の状態では現地に入られる交通手段はヘリコプターしかないようにも思えるが、着陸可能な適当な場所があるとも見えない気がするし、帰りの燃料を何処で補給されるのかななどと考え込んでしまうが、余計なことかも知れない。

国内にこれほど緊急且つ重大な問題が発生している時に、矢張りと言うべきか何と言うべきか、ポンペオ国務長官とDPRKとの間には「非核化」を巡って早くも深い溝が生じたように報道されている。かかる溝が発生したことは、拉致被害者の救出を求めている我が国に対しても少なからぬ影響が出てくるのではないかと危惧する次第だ。アメリカ対チャイナの貿易戦争もこれから本格化していくとしか見えないのも看過できない事態だ。

将に内憂外患交々至るとの感が深い。内閣にも与野党にもこの事態に真剣に対峙して貰わねばならぬ時が来たしか思えない。古い言い方で「全員一層奮励努力せよ」というのを思い出した。