10日に商社マンと懇談:
彼は「率直に言って紙パルプ産業の眼鏡を外してみても、景気が巷間噂されているというか報道されていると言うべきか知らないが、回復しているとの実感はないと思う」と語った。さらに、その先にあることは「7~9月期のGDPの成長率を言うまでもなく、今ここで消費税率引き上げの発表をされては困る業界や企業が多いのではないか」とも指摘した。
話題を紙パルプ産業界に限定すれば、¥114~115という為替相場では輸入紙の担当者などは開店休業状態で、先行きの見通しすら立たないのだそうだが、これなどは驚くほどのニュースではない。輸出も決して活発ではない。特に前世紀から全世界向けの輸出に特に注力してきた中国、インドネシア、韓国等の新興勢力のメーカーは、有り余る過剰設備を抱えながら輸出先の先進国での不況に遭って懊悩呻吟とでも言える状態である由。これも驚きはない話だ。
以上は予期したような話題が展開されただけで、先週語り合った専門商社の輸出入の長年の経験者の景気観測と全く同じだった。「同じ総合商社でも化石燃料等の輸入部門とは大きな違いがあるというのも偽らざる実態で、彼等は民主党政権の原発停止制作の恩恵に浴しているのだ」というのが昨日の結論で、些か意気上がらない懇談会に終わった。
因みに、彼は第一次湾岸戦争当時にヨルダンの駐在経験者で中近東とインド等の事情に明るいので、20年後における彼の地の目覚ましい発展と変化の状態等も語ってくれたが、その内容は何れまた別の機会にでも。
彼は「率直に言って紙パルプ産業の眼鏡を外してみても、景気が巷間噂されているというか報道されていると言うべきか知らないが、回復しているとの実感はないと思う」と語った。さらに、その先にあることは「7~9月期のGDPの成長率を言うまでもなく、今ここで消費税率引き上げの発表をされては困る業界や企業が多いのではないか」とも指摘した。
話題を紙パルプ産業界に限定すれば、¥114~115という為替相場では輸入紙の担当者などは開店休業状態で、先行きの見通しすら立たないのだそうだが、これなどは驚くほどのニュースではない。輸出も決して活発ではない。特に前世紀から全世界向けの輸出に特に注力してきた中国、インドネシア、韓国等の新興勢力のメーカーは、有り余る過剰設備を抱えながら輸出先の先進国での不況に遭って懊悩呻吟とでも言える状態である由。これも驚きはない話だ。
以上は予期したような話題が展開されただけで、先週語り合った専門商社の輸出入の長年の経験者の景気観測と全く同じだった。「同じ総合商社でも化石燃料等の輸入部門とは大きな違いがあるというのも偽らざる実態で、彼等は民主党政権の原発停止制作の恩恵に浴しているのだ」というのが昨日の結論で、些か意気上がらない懇談会に終わった。
因みに、彼は第一次湾岸戦争当時にヨルダンの駐在経験者で中近東とインド等の事情に明るいので、20年後における彼の地の目覚ましい発展と変化の状態等も語ってくれたが、その内容は何れまた別の機会にでも。