アジアの手仕事~生活と祈り~

アジア手工藝品店を営む店主が諸国で出逢った、愛すべき”ヒト・モノ・コト”を写真を中心に綴らせていただきます

玩具・模型のようなシュリーナガルの木造モスク

2016-06-08 00:29:00 | 旅の一場面




●シャー・ハマダン・モスク

14世紀末の創建後、何度かの焼失を経て18世紀に再建されたと伝わる木造モスク。古い時代の石造の土台が各所に残り、新旧材の調和に固有の美と趣が感じられます。

カシュミールの伝統工芸として有名な紙粘土彩色”ペーパーマッシュ(パピエ・マシェ)”の技法による内外壁の彩色が施されており、立方体ボックス型の造形とともに、どこか玩具・模型の建物のような可愛らしい表情を併せ持ちます。威圧感の無い独特の空気感に満ちたモスクです。


















(写真 インド ジャンムー・カシュミール州 シュリーナガルにて)

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