製作地 ミャンマー
製作年代(推定) 18~19世紀
素材 ブロンズ(青銅)
ミャンマーでは古い時代から、青銅製或いは真鍮製の小さなフィギュアを用い、仏教に纏わる物語をパノラマ的に表わすことが、信仰の一環としておこなわれてきました。
作品自体が信仰の対象であるとともに、僧院での修行や信徒への説法、仏法を学び伝えるための装置としてこれが用いられたものであることが伺えます。
10cm弱程度の小さなサイズの中に、篤き信仰の精神性が凝縮された仏僧像であり、時代を越えてかたりかけてくる”物語”、今に息づく信仰の空気と世界観に惹き込まれます。
●釈迦生誕(唯我独尊)の場面が象られた仏僧像(18世紀)
※上画像はWhite Lotus刊「Burmese Buddhist Sculpture」より転載いたしております
●本記事内容に関する参考(推奨)文献