雪の宝登山

2月8日、未明から初雪が降りだしてきました。天気予報によれば積る様子を伝えいました。
毎年大学受験の頃には雪が降ってニュース沙汰になっています。久しぶりにタイヤチェーンを付けて準備をしておきました。

もう蠟梅の花は盛りを過ぎているだろうなぁ…とふと思ったのが引き金で何も考えず10日の早朝5時には車を秩父の宝登山に向って出発しました。走行する道路のあちこちに雪が残っているのが見え、あっ秩父の道路は凍っているのではないかとふと頭をよぎりましたが・・・もう出て来てしまったので続行しました。
熊谷の警察署から140号に入りましたがすれ違う車にはチェーンを付けている様子は無いようだし…ひょっとしてスタットレスなのかと思いながらも進んで行きました。

通勤！？の車も多くなって来たようだし・・・時々シャリ々という音も聞こえましたがハンドルを取られることはなく、無事に宝登山の駐車場に８時、到着出来ました

　　　　　　　　　　

やっぱりお山は雪が残っていました。ロープウェイはまだ動かない時間なのでいつものように歩くことにしました。車外に出ても寒さは無く、風も吹いていませんでした。お天気が良いのが幸いでした。
ウヘェ人の歩いた足型がついていましたのでそれに合わせて進みました。
登山靴を持って来て良かったと思いました。　思う様にはなかなか進めません

　　　　　　　　　　

もう３０分も歩くと汗が噴き出してきてたまらず　　一枚脱ぎました。黙々と雪とにらめっこをしながら一歩々足を進めました。静寂の中でザックザックと音がして来て・・・まさか　“クマ”　どうしようと思い振り返るとリュックを背負った男性が追いついてきていました。
やれやれクマでない事は確か
すれ違いざま男性の顔を見るとやはり大汗を流していました。登るスピードが流石、男性は早いです
またしばらくすると２人目の男性が追い抜いて行くのでちょっと聞いてみました。

私：　頂上はどれくらいでしょうか
M:　あの曲がり角が約半分位なのでまだありますよ。
私：　あ～そうですか・・・
M: 　気を付けて登ってください
私：　はい。有難うございます。

あっという間に目の前から消えてしまいました。　折角お化粧をしてきたのに・・・もう汗で流れ、それを手拭いで拭き取ってしまっていました。　またもう一枚脱がざるを得ませんでした。　頭から湯気が出ていそうです。

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　やっとの思いで頂上に着き「蠟梅」とご対面

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　

すでに１０時を回っていました。ロープウェイで来た観光客もやって来ました。やはり蠟梅の花の時期は遅かったようです。でも雪の中の蠟梅は初めての経験で、これも又良いものだと思いました。
雪とのコラボ　なんてめったに見られない事ですものね

　　　
　　　　　　　　　　　　　武甲山から連なる稜線と雪の秩父の町

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宝登山から見たこの景色をスケッチしている人もいました。油絵の下書
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とおっしゃっていました。　

　　　　　　　　

何時もなら、歩いて下山するのですが…今日は又あの雪道を歩くのだと思うと怖気づいてしまい、何度も来ている宝登山ですが、初めてロープウエィ　に乗る気になりました。

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

片道５分　￥４６０　約２時間もかかって登った道をあっという間に到着でした。駐車場の私の車のフロントに「駐車料金　￥５００」とう張り紙がしてありました。朝は一番乗りで誰もいなかったので仕方のない事でした。もう広い駐車場の周りは車で埋められていました。

朝、コンビニで買っておいたおむすびを食べて２時近くに宝登山を後にしました。