■訳してみよう万葉集■<その75>
●題材歌
ひさかたの 天の露霜 置きにけり 家なる人も 待ち恋ひぬらむ
―大伴坂上郎女―(巻四・六五一)
●現代訳
① ―
②いつのまにか 露や霜のおく秋になってしまいました。家で留守をしている娘たちも、私の帰りを待っていることでしょう。
③露霜の置く季節になった。あの大和の坂上の家に残してきた人も、きっと私の帰りを待って、恋しがっていることだろう。
④久方の天の露霜もおく時刻となったことだ。家の人もあなたを待って恋うていることでしょう。
⑤見れば、夜も更け、天空からの露があたり一面に置いております。家にいる人も今頃あなたを待ち焦がれていることでしょう。
⑥ ―
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《もう帰り 露や霜かて 置いてるで 家で待つ人 心配しとる》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その75>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
【枕と我れは】へ
●題材歌
ひさかたの 天の露霜 置きにけり 家なる人も 待ち恋ひぬらむ
―大伴坂上郎女―(巻四・六五一)
●現代訳
① ―
②いつのまにか 露や霜のおく秋になってしまいました。家で留守をしている娘たちも、私の帰りを待っていることでしょう。
③露霜の置く季節になった。あの大和の坂上の家に残してきた人も、きっと私の帰りを待って、恋しがっていることだろう。
④久方の天の露霜もおく時刻となったことだ。家の人もあなたを待って恋うていることでしょう。
⑤見れば、夜も更け、天空からの露があたり一面に置いております。家にいる人も今頃あなたを待ち焦がれていることでしょう。
⑥ ―
⑦ ―
①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>
これらを踏まえて 私はこう訳しました。
《もう帰り 露や霜かて 置いてるで 家で待つ人 心配しとる》
さあ あなたの訳は 如何ですか?
さて <その75>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・
【枕と我れは】へ