ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

訳してみよう万葉集(70)我も見つ

2012年07月12日 | 訳してみよう万葉集
■訳してみよう万葉集■<その70>

●題材歌
我れも見つ 人にもげむ 葛飾かづしかの 真間まま手児名てこなが おくどころ

                          ―山部赤人やまべのあかひと―(巻三・四三二)

●現代訳

① ―

②昔から有名な、葛飾の真間の手児名のお墓を、今私は見ました。人にも聞かせてあげましょう。

③私は見た。人にも語り伝えよう。葛飾の真間の手児名の墓どころを。

④私も見た。人にも語ろう。葛飾の真間の手児名の眠っているあたりよ。

⑤私もこの目でたしかに見た。人にもここだと語って聞かせよう。葛飾の真間の手児名のこの墓処を。

⑥ ―

⑦ ―

①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>

これらを踏まえて 私はこう訳しました。

《わし見たで 皆におせたろ 葛飾の 真間の手児てこの 墓あるあたり

さあ あなたの訳は 如何ですか?