ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

訳してみよう万葉集(68)黙居りて

2012年07月05日 | 訳してみよう万葉集
■訳してみよう万葉集■<その68>

●題材歌

黙然もだをりて さかしらするは 酒飲みて 酔泣ゑひなきするに なほかずけり

                           ―大伴旅人おおとものたびと―(巻三・三五〇)


●現代訳

① ―

② ― 

③黙っていて賢しらぶった行ないをするより、酒を飲んで、酔って泣いている方がましだよ。ああ、ましだよ。

④余分なことをいわずにりこうぶった振舞いをするのは、酒を飲んで酔っ払って泣きごとをいうのに、やっぱり及ばないのだなあ。

⑤黙りこくって分別くさく振る舞うのは、酒を飲んで酔い泣きをするのに、やっぱり及びはしないのだ。

⑥ ―

⑦ ―

①斎藤茂吉<万葉秀歌>
②森岡美子<萬葉集物語>
③山本健吉<万葉秀歌鑑賞>
④中西 進<万葉集・全訳注原文付>
⑤伊藤 博<万葉集・現代語訳付き>
⑥日めくり万葉集
⑦植田祐子<超訳万葉集>

これらを踏まえて 私はこう訳しました。

《澄まし込み かしこるより 酒飲んで 泣いてる方が まだ増しちゃうか》

さあ あなたの訳は 如何ですか?

さて <その62><その63><その64><その65><その66><その67><その68>を「万葉歌みじかものがたり」にすると・・・

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