今回の青森遠征では、津軽線内で1レ「北斗星」を撮ることも大きな狙いでした。JR東日本とJR北海道にまたがる伝統の寝台特急列車。今、青函トンネルをくぐる寝台特急は「北斗星」のほか、臨時列車ながら「カシオペア」とJR西日本の「トワイライト・エクスプレス」の3列車です。その中で、定期列車は「北斗星」だけ、しかもブルートレインと呼べるのもこの列車だけです。
札幌に向かう1レの津軽線内の通過は、この時期、ちょうど日の出と同じです。7月30日と31日、それぞれ瀬辺地-蟹田に出かけました。202レ「はまなす」との兼ね合いがあり、どちらか1日は津軽宮田-油川に行こうと思っていました。しかし、30日は油川付近は濃霧、31日ももやがあるように思え、瀬辺地へ。こちらもクリアとまでは行きませんが、それでも視界は開けています。特に31日は朝陽もきれいで、1レの車窓から朝陽をカメラに収めようとしている人の姿が多数見られました。
この瀬辺地-蟹田の海岸沿いは足回りもしっかり見え、1レ続行の3091レを撮影後、202レも撮影でき、結果的にこの場所を選択してよかったと思います。
掲載した写真は、31日の1レです。30日はワイド系レンズで撮影しましたが、この日は望遠で狙ってみました。ED79の貫通扉に掲げられたヘッドマークの「北斗星」の文字も誇らしげに、12両の青い客車が堂々と進んで来ます。このような撮影ができれば連日午前3時台に青森市内のホテルを出るのも苦になりません。30日は計4人での撮影でしたが、なぜか31日は私ひとりだけでした。ただ、この場所は道路から撮影しますので、いつ車が来るかどきどきします。早朝なので交通量は少ないのですが、それでもたまに大きなダンプカーが通ることもあります。乗用車や軽トラ程度なら仕方が無いかなと思いますが、ダンプとかぶると、ちょっと写真になりません。これだけは運次第の撮影地です。
2012-07-31 JR東日本津軽線 瀬辺地-蟹田 第1列車「北斗星」号 ED79-10
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