ヨドバシの閉店時刻が過ぎ、地下の飲食店街もいくらかの店は閉店の準備を始めている。
前を歩く人について行くとラーメン屋に着く。食券を買い店に入る。カウンターとテーブル席がある。
出されたラーメンの丼はすり鉢よりも傾斜がきつい。 何か中華のような良い香りがする。 汁に浮く赤く見えるものはおそらく玉ねぎを炒めたものだろう。その赤いものときざまれたネギと上品な豚骨のスープが合わさると、あぁいいものに巡り会えたと思える風味となる。 チャーシューはよくあるクセのある香りはなく純粋な旨みを味わえる。シナチクの食感はかたくなくふにゃっともせず良い。麺は細長く弾力があり、ずずずっと食べることができる。このとき丼に角度あるため、汁が飛び散りにくく安心して食べられる。