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マイナンバーカードの現状(身近な一例)

2022年06月14日 | Weblog
昨日、かかりつけの内科クリニックへ行ったら、受付のカウンターに顔認証付きマイナンバーカードリーダーが置いてあった。
マイナンバーカード(以下 ”カード”)を保険証として使えるのか尋ねたところ「そうです」とのことだったので、カードに関わる現状を調べてみた。その結果は、
 ●カードの普及率:2022年5月1日現在44.0%
 ●カードを健康保険証として利用できる医療機関・薬局の割合:5月15日現在19.0%
とのことで、政府はあの手この手でこれらの数値を上げることに躍起になっている。

カードを健康保険証として利用したり、自分の個人情報にアクセスしたりするためには、PCまたはスマホに「マイナポータル」というアプリをインストールする必要がある。ここではiPhoneにインストールし、ログインする例を記す。
マイナポータルを起動し、ログインボタンをタップするとログイン画面になるので更に「ログイン」をタップする。

4桁の暗証番号を入力し「次へ」をタップ。
続いて指示に従ってPhoneでカード情報を読み取る。

読取りが終了するとマイナポータルのウインドウが開く。ここでは3つの画面が順次現れる。

 ① 給付金等の受取口座の登録を勧める画面
 ② 健康保険証として利用を申し込む画面
 ③ 薬剤・医療費・健診情報を確認する画面

それぞれの画面で、「登録する」、「申し込む」、「確認する」をタップすると次の画面に進む。(:マイナポータルの色々な機能は画面右上の「メニュー」から選択することもできる)
この内、私は給付金の受取口座云々は無視した。
政府は何れ国民の全ての預貯金口座をカードに紐付けすることを目論んでいるのであろう。

私の場合、健康保険証は申し込み済みであることが分かった。(忘れていたが、3月ころに申し込んでいたらしい)
薬剤・医療費・・・は「わたしの情報」の一部で、「健康・医療」、「税・所得」、「年金関係」など多くの個人情報にアクセスできることが分かる。


[健康・医療」の中には市の特定検診・後期高齢者健診情報も含まれ、2020年4月以降に受診した健診結果が詳細に載っている。
また、薬剤情報にはどの医療機関でどのような薬剤が処方されたかも載っているので、これらは便利かもしれない。

一方、初めに記したように、カードを健康保険証として利用できる医療機関はまだ少ない。
現時点で利用可能な医療機関の一覧表で確かめたところ、私が利用中または今後利用しそうな病院・クリニックでカードを保険証として利用できるのは冒頭のかかりつけクリニックのみであった。近くの大きな病院もまだリストに載っていない。

これではまだ便利になったとはとても言えないが、政府も色々なアメやムチを用意して利用者と医療機関を誘導しているので、1年後にはかなり普及しそうな予感はする。

ところで、カードの機能をスマホに内蔵させ、カードを携帯する必要をなくすことはできるのだろうか?
ネット上の情報によれば、Androidスマホについては2022年度中に実現するらしいが、iPhoneについては技術的な問題がありまだその時期は明確にされていないようである。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1403148.html
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2204/22/news055.html

これが実現すれば格段に便利になると思われる。



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