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弾道ミサイルの避難所に地下道 !?

2023年03月18日 | Weblog
市議会議員選挙が近いせいで、最近は立候補予定者のチラシが郵便受けによく入っている。
先日配られた或る候補者(現議員)のチラシを見て、橋本駅近くにある国道16号を横切る横断地下道が国民保護法に基づく避難施設に指定されているということを始めて知った。
こちらの不注意とは思うが、弾道ミサイル発射時に緊急避難すべき施設が既に指定されているとは知らなかった。まして、橋本駅近くの国道16号横断地下道がその一つとは!

そこで、相模原市のHPで緊急避難施設に関係する情報を探してみた。

上はその一つ「弾道ミサイル発射時の行動について(国からの通知)」である。
ここには、Jアラートに弾道ミサイル発射のメッセージが流れた場合、屋外にいる場合と屋内にいる場合に分けてどのように避難行動すべきかが記されている。

緊急避難に関する相模原市のHPには神奈川県の避難所一覧リストにリンクする記述があった。

上図はそのリストの末尾に橋本の地下道3ヶ所が記載されている部分の抜粋である。
各施設名の右端にある青い「表示」を選択すると、その位置が国土地理院の地図やGoogleマップなどに示される。

また、その他に国の内閣官房 国民保護ポータルサイトには地図上に各避難所の場所を示すページもあった。

上図のように「橋本駅南入口交差点」を含む付近の避難施設の位置がマーキングされており、マークを選択すると施設の位置や概要が表示される。また、「弾道ミサイル落下時は直ちに堅ろうな建物の中、又は地下に避難してください」とも書かれている。

近隣国のミサイル発射情報に慣れっこになってしまった感があるが、事態はかなり深刻なのかも知れない。
国や県・市としてはこのような避難計画を作ることは必要かとは思うが、これがいざというときに役に立つのかと考えると大いに心もとない。まさに机上の空論のような気がしてならない。
本当にその種の緊急事態に備えるなら施設を指定しただけで事足れりではないであろう。
この先どこまで真剣に取り組むのか、国民に覚悟や備えを求めるのか、それともその時はその時と割り切る(諦める)のか・・・
上から下まで役所および担当者が外形上は落ち度のない書類やHPを作って、「仕事をした」という自己満足に終わるのでなければ良いのだが・・・、と願っている。



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