マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

地球上で最も早い男は今夜の世界陸上で決まったが予想外の展開に!!

2011-08-28 19:33:07 | 健康・医療・スポーツ
いま韓国で世界陸上2011が行われていますが、その中でも世界最速を争う100メートル走は最も注目される種目の一つです。その大会2日目の28日の今日、男子100メートルの準決勝と決勝が行われ、そこで人類最速の男が決まるわけで、世界中の人がボルトの記録に注目していると思います。北京五輪男子400メートルリレー銅メダリストの朝原宣治さんは「ボルトは正直、よく戻してきたなと思います。(今季転戦した)ヨーロッパでは苦しそうで、ガムシャラに何とか勝っている感じだったのが、今日の予選はスタートも加速も、うまく修正されている。調子が悪いなりに、期待を裏切らない走りができるのは、やはりすごいですね」と言っています。

そして「ただ、ベルリン(9秒58の世界新記録を出した09年世界陸上の時のような、体のど真ん中から力が伝わるような、躍動感があると、もっと速くなる。今はまだ、足で走ろうとしている感じです)という見方をしていて、「そうはいっても準決勝からエンジンをかけ始めるでしょう」と言っています。しかし準決勝の様子を見ている限りではエンジンを掛け始めたという感じはないようで、余裕の走りで最後はいつものようにスピードダウンをしており、見ていてボルト選手の調子を推し量れるほどではなかったというか、かなり力をセーブしていて調子を推し量ることができないと言う感じでした。しかしそれは力を抜いているのではなく予選、準決勝、決勝と言う段階を踏まえて、力の配分を考えて走っているわけで、そういう意味では力配分を考えて頭を使っているということです。当然トップスピードが出せるのが決勝になるように考えているはずです。しかしタイム的には10,05と振るいませんでした。解説者によれば最初の初速が足りなかったのではなかったかという見方でした。

もし対抗できるとすれば、ボルト以外の3人のジャマイカ勢でしょうか?みんな調子は良さそうです。そして注目はルメートルです。ガトリンと同走でも堂々とした走りを見せました(1着ルメートル=10秒14、2着ガトリン=10秒31)が、非黒人以外では白人が10秒の壁を破って予選に進んできたことは初めてのことだそうです。浅原さんは「でも正直、悔しいです。白人選手が決勝に残るのは。自分が選手時代に達成したかったし、今大会(の男子100メートル)に日本選手が出ないことにも、責任を感じます。ただ、彼の走りは非黒人選手の刺激になればいいですね」と言っていました。実際、準決勝でボルトと一緒に走りましたが、C・ルメートルはボルトについで2位となり決勝に進む権利を手にしています。記録は10,11秒とたいした数字ではありませんが、このグループで決勝進出したことは実力があることを証明しています。

100メートル競走では3組に分かれて走るのですが、それぞれのグループの2位までが決勝に進出でき、プラス3位以下の中の上位2名が決勝に進むシステムになっています。そしてフライングは1発で失格になるのでスタートが良いか悪いかはかなりそのシーズンの調子に影響を与えます。実際、ボルトも今まではそれほど調子はよくないようで、ぎりぎりで勝った試合もあったのですが、その苦手としているスタートを今回はかなり自身をつけてきて臨んで来ているようでした。準決勝まではその点も上手くいっていて、それほどプレッシャーを感じている様子はありません。そしていよいよスタートの時間となりボルトは5レーンを走ります。注目のルメールがもし決勝で勝てば、始めての出来事になるという意味でも注目の試合です。2年前にボルトは9,58秒で優勝していますが、今回はどんな記録を出すかが今回の見所で、どのくらいのぶっちぎりで走るか楽しみです。

ここまでのベストは9,88と調子は良くなかったのですが、予選では久々に調子が良くベストな走り(スタートの仕方)だったとボルトは言っていました。そのときは確かにぶっちぎりのスタートでしたから。対抗馬としては同じジャアマイカの3人組でしょう。そしてついにそのときが来ました。スタートと同時に飛び出したのはボルトだったのですが、それが何とフライングだったのです。まさかこんな結果を予想していなかったので、フライングに会場は騒然となってしまいました。私としてもこんな形で100メートルの試合を見たくはなかったほどです。これで7人全員にチャンが出てきたのです。となるとジャマイカ勢か、ひょっとしたらルメールが入るのかと注目を一心に集め走りはじめました。中盤になるとジャマイカ勢のブレイクが抜け出し先頭を走り始めました。注目のルメールはその後に付けていて4位でした。結局、優勝したのはボルトのトレーニングパートナーであるブレイク(21)が9,92で優勝したのです。ボルトとしては悔やむに悔やまれなかったでしょうが、せめて同じ仲間が優勝してくれたことはせめてもの慰めだったでしょうね。

世界の人々もボルトのぶっちぎりの走りを期待していただけに、今回の結果には失望していると思います。私達が考えている以上にボルトにはプレッシャーがかかっていたのでしょうね。ボルトも前回と今回の2連続優勝することに意味があると言っていましたから、そうしたことも重なり最後の最後でフライングを起こしてしまったのでしょう。残念ながらボルトの夢は潰えてしまいました。ボルトも大変悲しいでしょうが、私達もこんな結末になって非常に残念な大会となってしまいました。この後200メートルにもエントリーしているそうですのでそこで頑張ってほしいですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿