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小惑星、地球衝突の可能性は?低い確率でも予備軍は多くある!

2013-02-03 19:01:01 | 宇宙・サイエンス・科学技術
2月16日の早朝、直径45メートルの小惑星が地球をかすめるそうです。最も接近する時の距離は2万7000キロメートル。地球から月までの距離の14分の1と言うニアミスです。これだけ近くを通過するとなると何等かの影響はないのでしょうか?6500万年前の恐竜絶滅の原因とされ、映画の題材にもなった小惑星の地球衝突は、将来起きる可能性はあるのでしょうか?今回の小惑星の衝突の可能性はないのでしょうか?

地球に近づくのは昨年2月にスペインの天文台が発見した「2012DA14」と言う小惑星です。軌道計算から、太陽の周囲をほぼ1年かかけて地球に似た軌道で回っているそうです。これまでも過ごされてきたのは、小惑星の中でも小さな部類に属するからです。NASAなどは「誤差を考慮しても地球に衝突する可能性はほぼゼロ」と発表。高度約350キロメートルを回る国際宇宙ステーションにも影響はないと言います。ただ同3万6000キロメートルにある静止衛星より内側に入り、各国の宇宙機関は「人工衛星に衝突する可能性は排除できない」と警戒を強めています。

これとは別に話題を集めている小惑星があり、それが「アポフィス」です。今年1月9日、地球から1450万キロメートルまで接近したのです。04年の発見当時、NASAは「29年に地球衝突の確率が約3%とある」と発表し、物議を醸しました。NASAはその後、軌道を再計算し「29年の次に戻ってくる36年の方が衝突リスクは高く、その確率は25万分の一程度と見解を修正したのです。ただ小惑星衝突の懸念は消えていません。国際天文学連合は、地球に接近する予備軍とも言える小惑星などを「地球近傍天体」と名付け、現在約9500個あるそうです。望遠鏡の性能の向上により小さくて暗い天体が次々見つかり、この10年間で4倍以上に増えたそうです。つまりそれだけ衝突する可能性のある小惑星も増えたという事になるとも言えます。

宇宙航空研究開発機構の吉川准教授は「未発見の天体が多くあり、小さなものを含めると、総数がどの程度か見当がつかない」と話しています。直径数百メートルの小惑星が陸に落ちるとクレーターを作り、被害は計り知れず、衝突前に核爆弾で破壊するのはSFの話だそうです。「地球から遠いうちに見つけて、探査機をぶつけて軌道をそらすぐらいしか手はない」と専門家は口をそろえて言います。「国際協力で小惑星の観測体制をもっと強めるべきだ」と吉川准教授は訴えています。

アポフィスは、アテン群に属する地球近傍小惑星の一つで、地球軌道のすぐ外側から金星軌道付近までの楕円軌道を323日かけて公転しています。直径は約310mから約340mで小惑星番号が与えられている最も小さな小惑星の1つです。質量は7200万トンと推定されています。アポフィスという名は古代エジプトの悪神アペプ(ギリシア語でアポピス、ラテン語でアポフィス)に由来します。

NASAの評価によると、仮にこの小惑星が衝突した場合のエネルギーは、TNT換算510メガトン相当とされています。特に衝突の可能性と衝突時の影響が大きいため潜在的に危険な小惑星に分類されています。それでは実際にどのような影響が出るかは、小惑星の構成物質、衝突する地点や角度により異なるそうですが、いずれにせよ数千km2にわたり大きな被害が生じると考えられる。しかし、氷河期や大量絶滅を引き起こすなどの長期間にわたる地球規模の影響が出るとは考えられないとしています。

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