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SNSで乗っ取りやなりすましになり、個人情報を盗み取るなどの被害が連鎖拡大している!

2013-02-02 20:05:34 | ネット、ビジネス、IT
ネットサービスの個人アカウントを狙った不正行為が横行しているそうです。それは交流サイトの架空アカウントを使っての「なりすまし」、利用者名とパスワードを盗み出す「乗っ取り」などです。ソーシャルメディアの普及で、個人が個人を標的にするケースも増加しているそうです。しかも複数のネットサービスが連動する時代に入ったことと相まって、個人情報が連鎖的に漏れて悪用される恐れが高まっているのです。今までは単一のサイトだけだったものが、横の繋がりが広がったネットサービスの連動時代に入ったため、個人情報も本人だけでなく、その友達の個人情報までが漏れる被害連鎖の時代になってきています。

例えば、「田辺あや」と「荒井七海」はフェイスブック上の「有名人だそうです」。いずれもプロフィールの写真は若い女性で突然「友達申請」を送りつけてくるそうです。たぶん美人なのでしょうね。そんな人から友達申請が来ればつい友達になってしまうのでしょう。しかし、これらの名前は実在しない人物のアカウントである可能性が高いと言います。と言うのも、フェイスブック上で検索すると、同じ名前と写真で登録した「田辺あや」「荒井七海」が大量に見つかるからです。写真と名前は同じでも住所が違うのです。うっかり友達申請を承認してしまうと、友人限定で登録している自身のプロフィールが盗み取られかねないのです。氏名や年齢、出身大学、所属企業、趣味、過去の投稿文、フェイスブック上の友人などのプロフィール情報は、悪用しようとする業者の格好の標的になっているのです。

その被害の仕組みはこうです。なりすまし犯がまず友達申請し、友達承認されると利用者を出会い系サイトへ誘導したり、さらにその人の友人にも友達申請し、その人たちのプロフィール情報をも手に入れ、このプロフィール情報を欲しがっている悪徳業者に転売するのです。こうして被害は連鎖的に広がっていくのです。

利用者のアカウントを狙った不正行為の標的はフェイスブックだけではありません。こんな例があるそうです。「なに、これ?」米グーグルのメールサービス「Gメール」を立ち上げた角田さん(仮名)は、見慣れない画面に思わず手を止めたそうです。画面上部には、普段と違って真っ赤な表示があったのです。そこには「不正なログインをブロックしました」との文字があったのです。クリックしてみると、自分のアカウントとパスワードで米国からログインしようとした者がいたと言うのです。もちろん角田さんは米国などに行っていません。角田さんのメールの使用履歴から不正利用の可能性が高いとGメールが判断して警告したのです。

また他でも昨年12月末、国内でGメール乗っ取りの被害を訴える投稿が、「ツイッター」上で相次いだそうです。具体的な被害は、迷惑メール送信の「踏み台」にされることです。それは被害者が登録してあるメールアドレス宛てに、なりすました乗っ取り犯が迷惑メールを送りつけるのです。受け取った側には実在する知人からのメールに見えるため、うっかり開きやすいのです。昨年9月から10月にかけて起きた遠隔操作ウィルスによる「なりすまし」事件のように、ウィルスに感染して犯罪に巻き込まれることにもなりかねないのです。

SNSやクラウッドサービスの普及で、被害はより一層広がりやすくなっています。SNSのアカウントを使って複数のサービスにログインしたり、投稿の内容を他のサービスに自動的に反映したりするサービスは一般的になりつつあります。多数のサービスが連動する分、被害を受けると、影響も連鎖的に広がってしまいます。個人の媒体としたネット上のつながりが深まることで、個人でもアカウント情報を悪用できる環境が整ってきたという事であり、利用者には一層の注意深さが求められるようになってきているのです。

こうした事を受け、IT各社は利用者にできる明け負担をかけず高い安全性を保つ技術や製品の開発を急いでいます。グーグルはパスワードそのものを使わない認証方式で、USBを使ってパソコンに差し込むだけでGメールなど、同社のネットサービスが自動的に使えるようにすると言うものや、システム開発のパスロジは、一度しか使えない使い捨て「パスワード」システムを販売しています。毎回作成される乱数表からあらかじめ決めたマス目の数字を選びパスワードとして使うのです。利用者が覚えておくのは数字ではなくマス目の場所と順番です。升目に入る数字は毎回変わるのでパスワードも変わるのです。だから利用者はマス目の通りに数字を選ぶだけでいいのです。ただこうしたパスワード管理はフェイスブックなどの交流サイトに関しては無力なので、だから知らない人からの友達申請などには簡単に応じないなど、個人のリスク管理が重要になるのです。

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