マックンのメモ日記

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50年後には40万人がガンになる!日本は内部被曝を軽視している!

2011-04-29 21:22:46 | 健康・医療・スポーツ
ECRR(欧州放射線リスク委員会)のクリス博士は、「皆さんを混乱させるつもりはありませんが、今、フクシマで起きている大惨事を非常に憂慮している」と言っています。と言うのは、「ICRP(国際放射線防護委員会)の基準に沿って施策を出している日本政府の対応は、放射能の脅威を軽んじていると言わざるを得ません」と言っています。と言うのもICRPの基準と言うのは基準がチェルノブイリの以前のデータに基づいていて基準が緩い上に、内部被曝を考慮していないものだからです。そうした基準に沿っていろいろな避難区域や出荷制限などを決めているわけで、被害が拡大する恐れがあると言うことを言っているのです。

彼はこう言っています。「私の意見では、100km圏内に住む日本のみなさんは、一刻も早く非難したほうが賢明です」と言っています。その根拠はあとでの書くとして、これが正しいかどうか判断するような知識は私にはありませんが、少なくとも第三国の放射線に関する国際的機関の委員であるし、日本政府とは違った意見と言うものもあると言うことで書いています。これをどう判断するかは読んだ人が判断すればいいことだと思います。今までの政府の対応を見ていると、政府の言っていることを信用している人は少ないのではと思います。というのは、原発事故を少しでも矮小化したり、「後だしジャン」のように、後から後から事態の悪化への報告だったり、言い訳ばかりしているのを見ていると、本当のことを隠しているのではと不信に思ったとしても不思議はありません。

そしてこうも言っています。「東京電力の幹部は裁判でジャッジされるべきだ」と。「彼らの過ちのために、今後多くの人が命を落とすと私は考えるからです」と。確かに東電は官僚以上に官僚的な体質と、その情報の隠蔽体質にもとづくウソの報告、あるいは情報隠しによって助かる命さえも奪ったその責任と、日本はおろか世界をも迷惑をかけた罪は、大変大きなものがあると思います。そう考えると彼が言っていることは真っ当な意見だと考えます。このまま責任を取って辞めるだけではすまないほどの大きな過ちを犯したのですから。しかし東電だけでなく、原子力行政を進めた政・官・産・学の関係者も同罪です。ちなみに、ECRRは97年に設立された、ブリュッセルに本部を置く放射能の健康被害を研究する70人ほどの科学者集団です。

こんかいECRRを代表してバスピー氏が福島第一による健康被害を試算した結果、「日本では50年後に約40万人が放射能によってガンになる」と言う衝撃的な結果にたどり着いたそうです。この数値は外部被曝と内部被曝の影響を免疫学的に調査した「ECRRモデル」の計算式を使って算出したものだそうです。この数値は現在、原発から100km圏内、200km圏内に住んでいる人が、その場所で1年間住み続けた場合、50年後にガンになる人数を予測したものだそうです。これは原発が起きる前に100km圏内に住んでいた約330万人、200km圏内に住んでいた約780万人と言う人口で計算されています。

また30kmからから離れたと言っても決して安心はできないと言います。今の汚染レベルの深刻さを日本政府は全く無視していると言います。30km圏内を避難対象地域に指定したのは、IAEAやICRPの作った国際基準に則るからですが、日本政府が鵜呑みにしているその世界基準には、科学的に疑問符が付けられていると言います。そこには、「低線量被曝でもDNAなどを傷つけてガンなどの重要な疾病を引き起こす、内部被曝のリスクが全く欠落している」からだと言うのです。

もしECRRの言うようなことが真実であるなら、なぜ日本政府は敢えて内部被曝のリスクを考慮していない機関の数字を使用しているかと言えば、そのほうが政府にとって都合がいいからで、原発事故の影響の大きさを矮小化するのに都合がいいからだとしか考えられません。ちなみにECRRはチェルノブイリの事故のデータも入れた計算式を取り入れたものを使っているのです。つまり日本の基準は外部被曝に重きを置いたICRPにもとづいたものを使っているのです。それが証拠に連日のように被曝基準である数値を都合のいいように変えているほどいい加減なものなのです。

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