マックンのメモ日記

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奇数の美学。白黒はっきりではない曖昧さは日本の生活の知恵?

2011-11-22 19:01:08 | その他
今日ブログを見るとたまたま杉本彩さんのブログが参考ブログとして載っていたのでちょっとどんなことを書いているのか見てみました。今回のテーマは「歌舞伎の伝統美で大和撫子になる!」でしたというものでした。日本伝統の美意識や女形の表現力から、女らしさの真髄を学ぶため、今回は日本舞踊梅津流家本から‘黒髪’という踊りを習いました。日本人には割り切れない、奇数の美学ある。白黒はっきりではない曖昧な美しさについての家本のお話しには、なるほどと大変納得させられました(^-^)以上は杉本彩さんからの引用です。

という具合に、日本人は奇数を美学と捉えるとありましたが、例えば結婚式や葬式のときにつつむお金ってどっちも奇数ですよね。縁起の良いときの結婚式と、悲しみのときにつつむお金が一緒と言うのはどういうことから来ているのだろうと思ってしまいました。日本の習慣の中には中国から入ってきたものが多いので、中国の考え方というものが日本にそのまま入ってきているのか、あるいは多少変化させて使われているのではないかと思ってしまいました。

「暖簾」(のれん)は扉を閉めてしまえば人を寄せ付けず、かといって開け放っておくのも無用心です。そこをうまい具合に使ったのが暖簾であって、日本人の感情・感覚にうまくはまった仕切りの小道具として取り入れられたのでしょう。古来、商店の暖簾は3・5・7などの奇数枚数の布を縫い合わせて店先に垂らすそうで、これは奇数が(割り切れないから余りが出る数字)であり(余り=余裕・ゆとり)に通じるからだとありました。暖簾って閉めてはいないし見えているようで見えない奥ゆかしさというものが日本人に対する美意識にぴったりはまったのでしょう。


中国思想において、奇数は聖数とされており、日本の文化の中にもその影響が強く見られるそうです。例えば、七福神、祭日が3月3日・5月5日・7月7日・9月9日などがあります。日本では奇数は割り切れないので縁起のいい数とされていて、特に数字の1, 3, 5, 7は好まれる傾向がある。しかし9は「苦」に通じるので奇数だが縁起の悪い数と受け取られることが多いようです。海外では7は「ラッキーセブン」として好まれるが、13は縁起が悪い数だと考えられています。

こんな考えもあるようです。1つの事案に関して判断する際に、参加人数を奇数に設定する場合があるのですが、これは多数決を取る際に賛否同数に分かれてしまわないようにするためだそうで、奇数が 2n-1 (nは自然数)で表されるとき過半数は n 以上だと言います。 野球のルールに用いられる数は奇数が多く、例えば、1チーム9人、1試合9イニング、3ストライクで1アウト、3アウトでチェンジなどがあることは知っていますよね。また鉄道で下りの列車番号は一般に奇数が用いられると、ウィキペディアには書いてありました。

結局、奇数偶数は、最初は縁起が良いという中国式の考えがあって、そこに日本的なものを付け加えて、縁起が良いとか悪いということではなく、白黒をはっきりさせない曖昧なところと言うのは日本人の特徴でもあるように思います。それは事を荒たげないよう周囲の人とうまく暮らしていく村社会だったための生活の知恵だったのかもしれません。つまり米国のように、Yes,Noをはっきり言わないと言う日本語の特徴をみてもそんな気がします。

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