マックンのメモ日記

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中国の高速鉄道追突事故を見て!

2011-07-26 17:29:25 | その他
今回の中国における高速鉄道追突・脱線事故は、中国政府に基本的安全基準を確保できるのか、といった重要な問題に疑問を投げかけるものとなったことで、今後の中国での高速鉄道事業の推進において、自国のみならず海外への中国製新幹線の売り込みにも、信頼性に疑問符がついたと考えるようになったことでしょう。中国は日本やドイツ、カナダなどから技術供与を受け高速鉄道を作ったにもかかわらず、中国独自技術だと言って世界に特許まで申請すると言っているほどで、技術供与した国々では一斉に反発していました。とくにJRなどは中国に新幹線を売り込むようなところではないとまで言っていました。

中国人と言うのは自国や自分の面子を潰されることには非常に神経質なくせに、他国や他人の面子を潰しても、例えば、騙されるほうがバカなのだというほど自己勝手な考え方を持っている国で、経済の急成長によりGDPで世界2位になったものの、中国における拝金主義はますます酷くなり、不正や賄賂まみれの国になってしまっています。その結果、ますます傲慢さが強くなり、自国中心的な中華思想の悪い面がさらに増幅する形になって他国を攻撃的な態度で脅かしをかけるような国になっています。ちなみに中華思想とは中国が世界の中心であり、その文化・思想が最も価値のあるものであると自負する考え方。 (大辞泉)転じて、自国(自文化)至上主義(優越主義)を示す語として、例えば「フランス中華思想」とか「アメリカ的な中華思想」みたいな言い方がなされる場合もある。つまり大国と呼ばれるような国はみんな同じ自国至上主義なのです。アメリカも中国どっちもどっちなのです。どちらかを選べと言えば、今の中国はとても受け入れるには耐え難い国ではあるということです。

そんな例として、南シナ海は中国のものだという主張であり周辺国との軋轢を生んでいます。それに代表されるような強引な主張が中国で増えています。地図を見れば明らかですが、南シナ海はどう見ても中国の領海と主張するには無理があるというのに、そういう態度には世界も呆れているはずです。中国や韓国では嘘を百回言えば本物になるという国です。だから嘘でも平気で何回も言ってくるのです。こんなことを許せば、東シナ海はすべて自国の領海だと平気で言うようになり、いずれ東シナ海も南シナ海のように紛争地帯になりかねません。そういう意味では南シナ海問題は日本にとっても決して他人事ではないのです。特に中国人というか中国という国は老獪であり、外交政策では1枚も2枚も日本より上手であり、日本を騙すのは「赤子の手を捻る」ようなものかもしれません。しかも最近では、中国もGDPで2位と言うように国が富んできており、国自体が金持ちになって来ています。そのため軍事費を大幅に増やし続けており、それを背景にいっそう傲慢な態度に出ている面はあります。そしてこれだけ軍事大国なった中国には、軍事力において日本は単独では太刀打ちできないでしょう。

こうした強烈な中華思想という考えが国威発揚プロジェクトとして、「世界最高」を売りに華々しくアピ-ルするという姿勢に出ているのです。 今回の事故の原因は、雷だと人災を自然災害のせいにしていますが、本当は警告システムの機能不全にあるのです。そもそもこの技術が初めて習得されたのは1世紀以上前のことだそうです。通常はシステムによって同じ線路を走行する他の列車に警告が発せられ、緊急停止やコース変更が行われる仕組みになっているのです。しかし23日はこの仕組みが機能しなかったと考えられているのです。D301号は疾走したまま停止したD3115号に追突し、6車両が脱線する事故となったのです。つまり高速鉄道は完成を急いだために、警告システムの準備が完全に整わないうちに運行が開始されたとみられているのです。今回事故を起こした路線は09年に開通しており、多くの中国人は今回の悲劇は2年前に起こっていてもおかしくなかったと言っているそうです。
ところが中国政府は、中国新幹線は中国の独自技術だと言っているのに、機器の故障は「外国技術」のせいだとしているのです。そもそも独自技術だと言っているのですから外国のせいにすること自体おかしな話です。しかし実際は、問題の根はもっと深いところにあるようで、そもそも中国の組織に複雑なシステムを開発および管理する能力がないことだと言うのです。新幹線システムは車両を作り速く走らせればすむというような単純なものではないのです。システムの複合体のようなもので、こうしたノウハウがなければ上手く運行管理できないのです。そのところを中国は見誤っているようで、単にモーターの回転を高めて速くは知らせれば良いというものではないのです。だから当初こそ350キロにこだわって走らせていましたが、あまりに故障が多いため安全を犠牲にしていると避難され最高速度を300キロに落とさざるを得なくなってしまったのです。
巨額の経済投資に基づく成長と生産性の向上に基づく成長により、中国共産党が考える「社会的発展」と安全かつ効果的な自主運営が可能な社会の育成との間には明らかな違いがあるのですが、このへんを中国政府は見落としているのでしょう。あまりに国威発揚にこうしたものを使うため、突貫工事で仕上げる事も多く、手抜き工事が頻繁にあるようで、さらに発展途上国にあるような賄賂の問題も中国には広く蔓延っていることもあって、こうした事故を起こしやすい原因があると思われます。日本では新幹線の運転手の訓練期間に半年もかけているのに、中国ではたった10日間しか訓練を受けていないそうです。これ一つ取っても張子の虎のような危うさがあるのです。

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