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A型肝炎の感染患者が急増!

2014-03-23 16:56:43 | 健康・医療・スポーツ
国立感染症研究所によると、今年の患者数は3月9日までに165人(速報値)とすでに昨年1年間の127人を超えたそうです。大半がウイルスに汚染された水や食べ物の摂取による感染とみられ、生ガキが原因と疑われるケースも相次いでいます。厚生労働省は感染源の調査や、飲食店への衛生管理徹底の呼び掛けを求める通知を都道府県に出しました。

感染研によると、患者は今年2月半ばころから急増。2月17日~3月9日の3週間に計102人の報告があったそうです。今年の患者数を都道府県別にみると、トップは鹿児島県の21人、大阪府と福岡県の19人、宮城県の15人、広島県の11人が続いています。

2月21日までに報告された患者44人を分析したところ、うち40人は飲食による感染が疑われ、15人は生ガキを食べたとの報告があったと言います。年代別では50~69歳が18人と最も多く、次いで20~39歳の14人だったそうです。多くが国内で感染したと感染研はみていますが、タイやフィリピンなどアジアを中心とする海外で感染したとみられる人も12人いたと言います。

A型肝炎ウイルスによる肝炎は潜伏期間が2~7週間と長く、発熱、倦怠、嘔吐、黄疸などの症状が出ます。特効薬はなく、対症療法だけで通常は1~2ヵ月で回復しますが、まれに劇症化して死亡に至る場合もあるので注意が必要です。ただ子供は比較的症状が軽いと言います。

感染源は患者の便から検出したウイルスと、飲食物などについていたウイルスの遺伝子を調べるなどして特定します。患者急増を受け、厚労省は14日付で各都道府県に対し、患者が報告された場合は便の検体を確保し、感染源特定のための疫学調査をするよう通知。食材を十分に加熱するといった感染防止対策の徹底を飲食店に周知することも求めています。

A型肝炎を巡っては、ここ数年、ヨーロッパで冷凍イチゴやドライトマトによる集団感染が報告されているので、渡航先でも注意は必要です。

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