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スピノサウルス泳いでいた ティラノより巨大 白亜紀の肉食恐竜! と長い腕の恐竜デイノケイルス!

2014-10-23 19:04:55 | 自然・環境問題・古生物
背中にひれに似た突起を持つ白亜紀の肉食恐竜スピノサウルスは、陸上よりも水中での生活に適応していたとする研究結果を、米シカゴ大やナショナルジオグラフィック協会などの研究チームが12日付の米科学誌サイエンスに発表しました。
 
北アフリカで見つかった数少ない化石標本をデジタル化し、骨格構造を調べて判明。体長は約15メートルで、これまで見つかった肉食恐竜ティラノサウルスの最大の個体より2・5メートル大きい。陸にいた種が水中生活に適した状態に進化したとみられ、研究者は「肉食恐竜というより初期のクジラのような体形だ」と驚いています。
 
スピノサウルスは約100年前にエジプトで最初の化石が発見され、当初は陸生恐竜と考えられていた。第2次世界大戦時にドイツの博物館が爆撃されて化石の多くを喪失。研究チームはモロッコで見つかった新たな化石などを組み合わせて失われた部分を補い、全身骨格をデジタル化し再現しました。
 
ティラノサウルスのように尾でバランスを取りながら後ろ脚だけで歩くには重心が前に偏り過ぎていることが判明。口や鼻にワニに似た特徴があり、多くの時間を水中で過ごしていたらしい。尾をくねらせながら脚で水をかいて川を泳ぎ、サメやノコギリエイ、ハイギョなどを捕らえて食べていたとチームはみています。


長いかぎ爪、くちばし、長い腕のデイノケイルス!

モンゴル・ゴビ砂漠で1965年、中生代白亜紀末(約7000万年前)の地震で長い両腕の化石が見つかり、その後、約50年間にわたり姿形が謎に包まれていた恐竜いました。この「デイノケイルス」の全貌が分かったのは、2006年以降に発見された化石の研究成果です。北大などの国際研究チームが、22日のネイチャー電子版に発表しました。

肉食恐竜のような鋭いかぎ爪、植物食恐竜のようなくちばし、背中にはひれがあります。成体は体長11メートル、重さ6,4トン(推定)。ゆっくりと動き回りながら、長さ2,4メートルもある腕で植物を集めたり、魚を取ったりして食べていたと見られています。

チームの北大総合博物館の小林教授は「さまざまな恐竜の特徴を併せ持ち、非常に珍しい」と話しています。先端が丸みを帯びた足の爪は、湿地などを歩くのに適しているそうです。

チームは65年に両腕が見つかった現場近くで、06年に若いデイノケイルス、09年に生体の胴体を発見。また現地で盗掘された後、最終的にベルギーに運ばれていた頭や手足が09年にチームが発掘した成体の一部だったことも確認。これらは日本で一時、何者かが所有していたとの情報があると言います。骨の分析からデイノケイルスは雑食性の「オルニトミモサウルス類」と判明。学名は「デイノケイルス・ミリフィクス」で「尋常ではない恐ろしい手」との意味です。

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