マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

セコム、空飛ぶ監視ロボ開発!

2014-08-21 16:20:07 | ネット、ビジネス、IT
セコムは無人で飛行し、スーパーなどの駐車場を上空から監視するロボットを開発しています。閉店後に入ってくるような不審者を見つけ、ナンバープレートなどを撮影するのです。傘下の測量会社が持つ空間認識の手法などグループの技術を結集し、実用化を急いでいます。

セコムIS研究所の一室に、4枚の小さなプロペラが回る音が響くのはヘリコプター方式の無人飛行ロボットの試ですだ。垂直に離陸すると不審者に見立てた実験車両の方へ飛び、地上2メートル30センチから映像を取り始めのです。ロボットは車と一定の距離を保ちながら最高時速50キロメートルで追跡し15分飛行できます。車の上を1周し、全体像やナンバープレート、乗り降りする人の撮影。駐車場は固定カメラで警備することが一般的ですが、死角が生まれやすいなどの難点がありますが、これなら心配ありません。

開発を指揮する小松崎常務執行役員は「不審な車が駐車場に入った時点から警戒し、犯罪を未然に防ぐのが最終的な狙い」と話します。不審な人物にロボットが飛ぶ姿を見せて「威嚇」するという考えです。無人飛行ロボットの開発を始めたのは3年半前。IS研究所の所長でもある小松崎氏が「不審者を1秒でも早く見つけられる空飛ぶロボットを我々が作り出そう」と呼びかけ、若手研究者10人が集まったのが始めです。

ロボットは屋外で開催するイベントの監視にも使えます。固定式のセンサーが数十秒以上、倒れて動かない人を見つけると警備システムが異常事態と判断し、ロボットに離陸を指示して上空から詳細な映像を撮影するのです。混雑して警備員が現場に向かいにくい会場などで有効とみています。

小型ヘリコプターの基本技術はドイツ企業から導入しました。苦労したのは監視対象の正確な位置を把握して最短距離で近づき、ナンバープレートなど撮影すべき標的を正しく認識する一連の動作の実現でした。セコムは立体地図データの作成に強い測量大手のパスコを傘下に持ち、3次元での空間把握など無人ロボットに必要な基礎技術は持っていた。しかし複数の技術を組み合わせる経験は乏しく、連日深夜までの作業となるほどでした。

それでも「人間が無線で遠隔操作する方式は考えなかった」(小松崎氏)。警備員を現場に置かず、待機所からロボットが自動で離着陸する仕組みにこだわったのです。現場を無人にしても安全を確保するのが、機械警備を他社に先駆けて始めたセコム技術陣の伝統です。技術者出身の前田修司会長は「月額の利用料は5千円に設定し、今年度中の発売を目指す」と公言しています。近く屋外でロボットを飛ばす本格的な実証試験を始める予定。実用化には警備員とロボットが最適に連携する仕組みづくりも必要で、無人警備技術の蓄積が試されます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿