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100歳、最多の2万4952人。敬老の日を前に思う!

2011-09-13 17:01:39 | その他
今年中に100歳になる高齢者は9月1日現在で2万 4,952人に上り、過去最多を更新したことが「敬老の日」を前に厚労省の調査でわかったそうです。前年より1,683人増え、15年連続の増加となっています。15日時点で100歳以上の高齢者も前年より3,307人増えて4万7,756人で、何と41年連続で過去最高を更新しているのです。ただ100歳の方については自治体が可能な範囲以内で直接確認していますが、101歳以上は基本住民台帳にもとづきカウントしているので、東日本大震災などで行方不明になったが死亡届が出ていない人も含まれている可能性もあるそうです。

同省によると今年中に100歳になる高齢者の内訳は女性が2万1,224人(85,1%)で、男性が3,728人(1,49%)となっていて圧倒的に女性のほうが多くなっています。当然、女性の平均寿命のほうが長いので女性のほうが長くなるとわかっていますが、数字を突きつかれると男性と女性では圧倒的な差があることを改めて感じてしまいます。ちなみに、日本の平均寿命は82.6歳で世界一であり、女性の平均寿命は85.99歳でこれも世界一です。2位香港85.4歳、3位フランス84.1歳と続き、日本の男性の平均寿命は79.19歳で世界3位。1位はアイスランドで79.4歳、2位香港79.3歳です。

2006年統計まで男女とも「長寿世界一」だったのすが、男性が3位に後退しているということには理由があるからでしょう。それはいままでのように将来設計が描きにくくなってきたことで、将来に対する不安などからストレス時代になったからだと思います。リストラによるリストラで神経をすり減らし、少人数になったことで効率優先によるハードスケジュールということなどが大きく影響していると思われます。男性のほうがどちらかと言うとストレスに弱いのではと思われます。女性は子孫を残さなければならないのでストレスに強いことも影響しているのでしょう。日本の社会はもっと女性が職場に進出しやすい環境にしていくべきだと思います。しかし現実は、女性が社会に出るための環境が整っていないことが影響して、なかなか女性が産後も働ける環境にないことが大きく影響していると思います。女性の社会進出がもっと増えれば労働力不足に悩まずにすむわけで、女性をもっと活用すべきだと思うのです。

しかし100歳の大台に達する人が2桁増の勢いで増えている今日、超長寿社会はあながち他人事ではなくなってきているのではないでしょうか?現代日本人は好むと好まざるに関わらず、「人生100年」も見据えた新たな人生設計を考えておかなければならない時代になったと言う事です。60歳なんてまだ若くこれからは70歳まで働く時代が来ようとしているのです。「日本人はいまや生物としては別の種類になった」と上智大学の鬼頭教授が言っています。縄文時代は約15歳、江戸時代前期で20代後半、後期では30代半ばくらいだったのです。そして現代は比類のなき超長寿を手に入れたのです。

しかし比類なく超長寿を手に入れたのは良いのですが、老後の生活設計を描ききれず、不安を強めている人が増えています。東京海上日動あんしん生命保険が10年に長生き願望はあるかと、25~65歳の男女832人に聞いたところ、4人に1人は長生き願望がなかったそうです。また長生き願望のある人も含め、約9割が長生きに不安を感じていたそうです。その理由として、「お金」「病気・入院」「介護」を上げたそうです。お金については公的年金に対する不安です。フィナンシャルプランナーによると「100歳まで生きるとしたら、現役時代の貯蓄で余生を過ごすという発想は通用しない。退職後も健康なうちは働き、生き直すという覚悟が必要になる」と言っています。

こうまで言われると100歳まで生きたいと思う人も少なくなるかもしれませんが、天寿を全うするのは本人の意思でできるわけでなく、健康な人は100歳まで生きる可能性があるわけで、長生きも考え物だと思ってしまうのが一般的な人の考えではないでしょうか?ちなみに「長生き願望があるか」の問いに対して、非常にあるが12,1%、少しあるが35,8%で、一応あると答えた人の割合は47,9%にもなります。そしてどっちで良いという人は25,5%とこの比率も結構高いのです。どっちでも良いという人まで加えると7割を超えるほど長生き願望があるということになるのですが、先ほどの長生き願望のある人でも約9割の人が長生きに不安があると感じているのですから、健康でお金があるなら長生きしたいということであり、願望としてはあるが、現実的には不安があるから無理して長生きしなくても良いという気持の裏返しなのではないでしょうか?

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