福島第一原発の1号機はすでにメルトダウンしていると言っていましたが、今回はさらに2号機も3号機もメルトダウンしていると、東京電力が事故状況を分析した報告書で発表しました。つまり原子炉圧力容器が損傷している可能性が高いということです。ただ大部分の燃料は圧力容器内にあると考えられ、容器内に注水を続けていることで安定的に冷却できるとしています。しかし、これで1号機から3号機まで全ての原子炉がメルトダウンしたことになりますが、もし大量に燃料が溶けていた場合は圧力容器を突き抜ける可能性もあったわけで、今回はたまたま、奇跡的に溶けた燃料が圧力容器内に残っていたため、大爆発を免れていただけという恐ろしい状況だったのです。まさに奇跡としかいいようのない状況だったのです。
もし底が抜けていたら、原発が1基だけのチェルノブイリと違って、3基もある福島原発の場合は、それ以上の大惨事になっていたことになります。しかもこれでひとまず安心というわけではなく、インドネシア沖地震のときもそうだったように、2,3ヶ月後には大きな余震が起きていることもあり、東北大地震でまた大きな余震が発生した場合には、1~3号機がどうなるか全く予想もつきません。いぜん綱渡りの状況に変わりはないのです。
東電の分析結果によれば、炉心溶融で大部分の燃料が溶け落ちたのは2号機では地震発生から101時間後、3号機では60時間後だったそうです。そして溶けた燃料の熱で圧力容器の底部にある制御棒の案内管などが損傷し、圧力容器からそれぞれ101時間後、66時間後に水が漏れ出たとなっています。というわけで、2,3号機も炉心溶融がほぼ確実となり、1号機同様深刻な状況に陥っているとみられています。さらに核納容器も損傷したと考えられており、これによって放射性希ガスのほぼ全量が外部に漏れ出たと考えられるそうです。こうしたメルトダウンは米国などではすでに起きているとていると言われていただけに、早くから言われていたことが実証された形になってしいました。東電も政府もうすうす感じていたことを、少しでも事故を小さく見せようとしたため、今頃になって認めたということでしょう。そのためにどれだけ放射能に汚染された人がいるか分からないくらいです。
日本の原子力開発の最高権威と言われる石川日本原子力技術協会最高顧問は、福島第一から垂れ流される放射能汚染水は驚くべき高濃度に達していると言っています。破損した3基の原子炉が持つ放射能の総量は、コバルト60に換算して約十数億キュリーと推定しているそうです。そのわずか1%が混入したとして、冷却水がもつ放射線量は1000キュリーにもなる、とんでもない恐ろしい量だと言っているのです。数値的にはどのくらい恐ろしいことか素人では分かりませんが、原子力村を代表する人物が汚染水について身震いするような恐怖を訴えているのですから相当の量だと言えます。
以前、日経新聞が4月に報じた記事の方が分かりやすいのでこちらを引用すれば、原子力安全委員会は今回の福島原発事故の放出量を今までの分として63万テラベクレルとしていますが、この数字は今後、3倍にまで膨らみ190万テラベクレルにまで増える可能性があるとしており、そしてこの3倍にまで膨らむとすると、総放出放射線量はチェルノブイリ原発時の3割になると報じています。しかも、それ以後も、現在も、ますます駄々漏れ状態ですので、総放出量はチェルノブイリ事故を超える可能性があり、それにもし爆発的放出があれば、一気にこのチェルノブイリ原発事故を上回る放射線を大気中にばらまくことになります。そんな危険な状態なのです。
万が一の場合には、それこそ東京はもちろんのこと中京圏まで放射能が飛んで来る可能性すらあると言うのですから、そうなったら、日本に住むところはほとんど無くなってしまいます。奇跡が奇跡で終わることを祈っています。この狭い日本で逃げるところなんてないからです。というよりそうなれば機能不全に陥り日本は沈没してしまうでしょうが・・・。
もし底が抜けていたら、原発が1基だけのチェルノブイリと違って、3基もある福島原発の場合は、それ以上の大惨事になっていたことになります。しかもこれでひとまず安心というわけではなく、インドネシア沖地震のときもそうだったように、2,3ヶ月後には大きな余震が起きていることもあり、東北大地震でまた大きな余震が発生した場合には、1~3号機がどうなるか全く予想もつきません。いぜん綱渡りの状況に変わりはないのです。
東電の分析結果によれば、炉心溶融で大部分の燃料が溶け落ちたのは2号機では地震発生から101時間後、3号機では60時間後だったそうです。そして溶けた燃料の熱で圧力容器の底部にある制御棒の案内管などが損傷し、圧力容器からそれぞれ101時間後、66時間後に水が漏れ出たとなっています。というわけで、2,3号機も炉心溶融がほぼ確実となり、1号機同様深刻な状況に陥っているとみられています。さらに核納容器も損傷したと考えられており、これによって放射性希ガスのほぼ全量が外部に漏れ出たと考えられるそうです。こうしたメルトダウンは米国などではすでに起きているとていると言われていただけに、早くから言われていたことが実証された形になってしいました。東電も政府もうすうす感じていたことを、少しでも事故を小さく見せようとしたため、今頃になって認めたということでしょう。そのためにどれだけ放射能に汚染された人がいるか分からないくらいです。
日本の原子力開発の最高権威と言われる石川日本原子力技術協会最高顧問は、福島第一から垂れ流される放射能汚染水は驚くべき高濃度に達していると言っています。破損した3基の原子炉が持つ放射能の総量は、コバルト60に換算して約十数億キュリーと推定しているそうです。そのわずか1%が混入したとして、冷却水がもつ放射線量は1000キュリーにもなる、とんでもない恐ろしい量だと言っているのです。数値的にはどのくらい恐ろしいことか素人では分かりませんが、原子力村を代表する人物が汚染水について身震いするような恐怖を訴えているのですから相当の量だと言えます。
以前、日経新聞が4月に報じた記事の方が分かりやすいのでこちらを引用すれば、原子力安全委員会は今回の福島原発事故の放出量を今までの分として63万テラベクレルとしていますが、この数字は今後、3倍にまで膨らみ190万テラベクレルにまで増える可能性があるとしており、そしてこの3倍にまで膨らむとすると、総放出放射線量はチェルノブイリ原発時の3割になると報じています。しかも、それ以後も、現在も、ますます駄々漏れ状態ですので、総放出量はチェルノブイリ事故を超える可能性があり、それにもし爆発的放出があれば、一気にこのチェルノブイリ原発事故を上回る放射線を大気中にばらまくことになります。そんな危険な状態なのです。
万が一の場合には、それこそ東京はもちろんのこと中京圏まで放射能が飛んで来る可能性すらあると言うのですから、そうなったら、日本に住むところはほとんど無くなってしまいます。奇跡が奇跡で終わることを祈っています。この狭い日本で逃げるところなんてないからです。というよりそうなれば機能不全に陥り日本は沈没してしまうでしょうが・・・。