クリスマスの夜に、
むかし読んだ本を読み返していたら、
ちょうどクリスマスの日のエピソードがでてきた。
ヒロインはヒロシマの原爆を製造した製造会社のタイピストたち。
その会社はその国のトップクラスの技術者たちが集まっている。
彼女たちが上司からイブにプレゼントされたチョコレートのお返しにと、
全員で賛美歌を歌うシーンだった。
100人の女の子たちがありあわせの紙で作った
おそろいのカラーを着けて
賛美歌隊になりすまし、
「ああ、小さき村ベツレヘムよ」
を歌う。
「全ての年の希望と恐れ、今宵われらとともにあり」
本をぱらぱらめくっていたら
勤めていた工場の食券がページの間にはさまっていた。
しおりにしていたのだろうか。
本の発行された日付はぼくが中学生のときだった。
話のスジはみんな忘れていたが、
むかしよりいろんなことが読み取れた。
いまもむかしも
不公平で理不尽な世の中は
あまり変わっていないけど
ぼくのまわりはずいぶん変わった。
そのなかでも
かわらないことがあって
まわりにいてくれるならば
それはとてもたいせつなこと
なのかもしれない
この本の作者は今年亡くなった。
むかし読んだ本を読み返していたら、
ちょうどクリスマスの日のエピソードがでてきた。
ヒロインはヒロシマの原爆を製造した製造会社のタイピストたち。
その会社はその国のトップクラスの技術者たちが集まっている。
彼女たちが上司からイブにプレゼントされたチョコレートのお返しにと、
全員で賛美歌を歌うシーンだった。
100人の女の子たちがありあわせの紙で作った
おそろいのカラーを着けて
賛美歌隊になりすまし、
「ああ、小さき村ベツレヘムよ」
を歌う。
「全ての年の希望と恐れ、今宵われらとともにあり」
本をぱらぱらめくっていたら
勤めていた工場の食券がページの間にはさまっていた。
しおりにしていたのだろうか。
本の発行された日付はぼくが中学生のときだった。
話のスジはみんな忘れていたが、
むかしよりいろんなことが読み取れた。
いまもむかしも
不公平で理不尽な世の中は
あまり変わっていないけど
ぼくのまわりはずいぶん変わった。
そのなかでも
かわらないことがあって
まわりにいてくれるならば
それはとてもたいせつなこと
なのかもしれない
この本の作者は今年亡くなった。
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