あとだしなしよ

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落書きブログです。
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クリスマス

2007年12月25日 | 不定期日記
クリスマスの夜に、
むかし読んだを読み返していたら、
ちょうどクリスマスの日のエピソードがでてきた。
ヒロインはヒロシマの原爆を製造した製造会社のタイピストたち。
その会社はその国のトップクラスの技術者たちが集まっている。
彼女たちが上司からイブにプレゼントされたチョコレートのお返しにと、
全員で賛美歌を歌うシーンだった。
100人の女の子たちがありあわせの紙で作った
おそろいのカラーを着けて
賛美歌隊になりすまし、
「ああ、小さき村ベツレヘムよ」
を歌う。

「全ての年の希望と恐れ、今宵われらとともにあり」

本をぱらぱらめくっていたら
勤めていた工場の食券がページの間にはさまっていた。
しおりにしていたのだろうか。
本の発行された日付はぼくが中学生のときだった。
話のスジはみんな忘れていたが、
むかしよりいろんなことが読み取れた。
いまもむかしも
不公平で理不尽な世の中は
あまり変わっていないけど
ぼくのまわりはずいぶん変わった。

そのなかでも
かわらないことがあって
まわりにいてくれるならば
それはとてもたいせつなこと
なのかもしれない

この本の作者は今年亡くなった。

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