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火力発電も止まっている

2011年03月27日 | 経済・政治・国際
asahi.com(朝日新聞社):東電の計画停電、今夏・冬も 大規模火力発電所、被害大 - 東日本大震災 2011年3月22日5時40分
 東京電力は、計画停電(輪番停電)を今夏だけでなく、今冬も続けなければならない、との見通しを明らかにした。東日本大震災の津波で、福島県と茨城県の大規模火力発電所が、現時点で復旧の見通しが立たないほど壊れていることが分かったためだ。

 東電幹部が朝日新聞の取材に明らかにした。夏冬の計画停電で家庭や職場の冷暖房の使用が厳しく制限されるのは必至だ。夏の計画停電は、気温が高い午後2~3時を中心に実施される見通し。停電規模は、気温の上がり方次第で大きくなる可能性がある。首都圏への電力供給が長期間制限されることで産業界も大打撃を受けそうだ。

 大きな被害がわかった火力発電所は、広野火力発電所(福島県広野町)と、常陸那珂火力発電所(茨城県東海村)。発電所の設備や、石油や石炭など燃料の貯蔵施設が津波で壊れた。両発電所の合計出力は480万キロワットで、同じく津波で損壊した福島第一原子力発電所(福島県大熊町・双葉町、469.6万キロワット)に匹敵する。

 2800万世帯に電力を送る東電管内のピーク需要は、冷房が必要となる夏場が6000万キロワット前後、暖房需要が高まる冬場が5000万キロワット前後。これに対し東電の現在の供給力は3500万キロワット前後にとどまる。

 東電は、休止している小規模火力発電所を立ち上げるなどして、4月中に4000万キロワット程度まで引き上げる計画だ。さらに、ガス会社などの電力卸供給事業者(IPP)からの電力買い取りなどを進め、夏までに4700万キロワット程度に増やす予定。しかし、それでも夏時点で1000万キロワット(333万世帯分)、冬も数百万キロワット足りなくなる計算だ。

 電力は、水やガスのようにタンクに大規模にためられない。そのため、需要分だけ供給力を用意する必要がある。電力会社は自社の発電所で必要な電力を賄えない場合、ほかの電力会社から電力を融通してもらうが、周波数の違いから、西日本の電力会社から受けられるのは100万キロワットまで。東北電力は周波数が同じだが、被災で電力が不足しており、融通は期待できない。北海道電力からも送電技術の限界から60万キロワットしか受けられない。

 東電幹部は「再稼働した火力も、いずれ定期検査に入るのでずっと発電できない。今夏、今冬だけでなく来夏も綱渡りが続きそう」と話している。


「電力不足=原発事故のせい」と思われているかたが多いようなので、大規模な火力発電所も止まってしまっている為の電力不足のようです。
福島は第一第二が全機停止中で、あとは、
・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中
 (2~4号機は定期検査中)

【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中
・鹿島火力発電所 2、3、5、6号機 地震により停止中

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【当社サービスエリアにおける停電状況】
・ 地震による停電はすべて解消

プレスリリース 2011年>東北地方太平洋沖地震による影響などについて 平成23年3月27日 東京電力株式会社
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11032705-j.html


とあります。どれが何%稼動してるのかはわからないのですが、運休中の火力も立ち上げるということなので、わたしとしてはおそろしい原子力などやめて、他の新エネルギーを含む原子力以外のすべての発電方法で発電して欲しいというのが、私の考えです。

元記事が削除されるおそれがあるので、全文引用させていただきました。

今回の事故がこれ以上広がらずに、収束してくれることを心から願っています。

<<追記>>
2003年の記事ですが、こんなこともあった。

東京電力、4月15日に全原発が停止 2003年4月15日
 東京電力は福島第一原子力発電所の6号機を点検のために停止する。原子力安全・保安院が平成14年10月28日に「福島第一原子力発電所1号機における格納容器漏えい率検査の偽装を踏まえた厳格な検査の実施等について」という通達を出し、それにもとづいて東電が平成14年12月12日に「運転中原子力発電所の格納容器漏えい率検査のための停止計画」を提出した。(浜田基彦)

nikkei BPnet http://www.nikkeibp.co.jp/archives/242/242082.html
しかし「格納容器漏えい率検査の偽装」ですか。。




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