あとだしなしよ

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石油高でウラン鉱山が復活する

2007年11月01日 | 経済・政治・国際
石油高でウラン鉱山が復活する ~揺れるカナダ先住民の村~

BS1 10月4日 木曜深夜[金曜午前] 0:10~1:00
BS1 07年11月1日 木曜日 前10:10~11:00

○再び宝となったウラン
中国は今後15年で32基の原子力発電所の新規建設を、日本は2006年に承認された2基を含む11基の建設を計画している。カナダの地元エネルギー会社は、「住民にウラン採掘の再開はないと約束したが、今のウランは価値がありすぎる…」と胸の内を語る。

○忌まわしい過去の記憶
ポートラジウム鉱山では、原爆開発のウラン採掘のため、地元先住民の男たちが駆り出されたが、何を運んでいるかは一切知らされなかった。60年代に被爆による最初の犠牲者が出て以来、地元デレネではガン患者が多発。

○開発か? 安全か?二分する住民
デレネの町では、過去の過ちを繰り返すなと主張する長老たちと開発を優先すべきだとする若い世代の意見が分かれた。政府の調査では、放射能は検出されず、安全だと報告されたが、取材班の調査では、今なお、いくつかの箇所で高レベルな放射能が測定された。

原題: Somba Ke The Money Place
制作: Urgent Service Films(カナダ) 2007年

担当者メモ
このドキュメンタリーを制作したデビッド・へニングソンはつい最近まで東京在住のフリーの映像作家でした。日本の核問題に関心を持ち、広島・長崎との接点のある村を祖国のカナダに見つけ、制作したのがこのドキュメンタリーで、日本の視聴者の皆さんにぜひ見てもらいたいと語っていました。来年のサンダンス映画祭にも出品の予定です。

http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/071004.html

*2003年あたりはウラン価格は低迷していたが、温暖化のCO2キャンペーンが成功したのか、ウラン価格は高騰している。おどろいたことに自然保護団体(Green Peace)にも原子力賛同者がいるそうだ。
*現状でも発電には石炭を使っている国が多いそうだが、CO2キャンペーンの成功で原発への方向転換が進んでいるようだ。(これも宣伝かどうかは知らない。)オーストラリアは反原子力が盛ん。(水爆の海洋実験の影響?)
*山師たちがカナダの先住民の区域に群がっている
*採掘権をもっているのは地元の先住民。カナダインディアンも東洋系の顔立ちでルーツは同じか
*カナダの閉山になった山々でも、日本に落とされた原爆の原料が作られたそう。カナダ政府はその金で儲かったといっていた。
*ウラン鉱山でもガン患者は多いそう。放射能のせいにするのは科学的でないが推進波の突破口。(立証できないなら、強行されちゃうのが現行法。よって、裁判では勝てない)
*調査会社が安全だといっているがお抱え会社のようで調査範囲は少なく、ドキュメントの作成チームが調査したところ高い?残留放射線が検出されている模様
*ウラン鉱山の汚染場所としてアメリカのナホバが紹介された。
*自然があって自給自足ができているので大金なんぞいらんし、ウラン鉱山などいらないと語る現地の人もいる(賛成!うらやましい!)

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自分のできるせめてものことなので、わたしは節電してます。今年もエアコンは使わずに、ちょっとだけ暖房を使うだけにします。