あとだしなしよ

Japanese text only..
落書きブログです。
報道記事の全引用は元記事消去への対応です。m(__)m

台所太平記

2007年10月25日 | 日本映画
台所太平記
1963年、昭和38年、東映
監督:豊田四郎
出演:森繁久彌 、淡島千景、森光子、乙羽信子、京塚昌子

谷崎潤一郎原作。谷崎家に勤めた戦後20年間の歴代の女中さんを描く。戦前と戦後がクロスする。戦前を匂わせるのが音羽信子と森光子と京塚昌子の初代。二世代目の淡路恵子さん演じるキャラが強烈で、谷崎作品の熱心な読者なのかもしれない感じのレズというより両刀で美川憲一的低音で谷崎氏にもせまり、「ブキミだ!」と厭われクビになったりする。創作と現実は別なものなのかな。。三世代目のデコちゃんに憧れる九州の熊本の炭坑夫の娘のエピソードも心に残る。彼女の父親の最期は炭坑の落盤事故で鉄の柱に串刺しになるという悲惨なものである。あの会社にしたら労災なんて慣れっこだ、ということか。四代目が最後の女中になってしまい、アメリカナイズされた戦後世代?の中尾ミエが数日で止めてしまって伊豆のゴルフ場のキャディになったりアメリカンポッスを歌ったりというもの。戦後民主主義というより戦後アメリカ主義か。。女中といっても「オンナは男の奴隷よ!」的な扱いでは全くなく、家計的に苦しい家の出身の子に働いてもらって、しっかりと見送るというものであった。谷崎夫妻が女中さんのダブル結婚式の二本目が行われる神社の階段をしんどそうに登りつつも「アパートに住もうか。。」と漏らして、「まあどこでもどうにかなるわ」と妻がこたえるのが女性の目線か。。。

071025

2007年10月25日 | 不定期日記
今日は満月らしく、曇りだったけれど夜の散歩にでた。ここに住んでいると近所で美しい自然を撮ることが出来ないので、大自然を空に求める。がやはりくもりでだめ。横浜駅まで行って帰ってきた。ニュースによると太陽系の彗星が40万倍に輝いているそうだ。。それで大リーグを楽しく見ていたら、ネット裏にプルサーマルの広告がでていて、少しがまんして見ていたのだが気分が悪くなり耐えられなくなって消した。このへんの情報で良いブログ記事を見つけたので転載させて頂きます。
10/26は原子力の日. 原子力---微妙...と思っていたら是非御一読下さい。
(転載自由)

1 核燃料は原子炉で使ったあとは放射能が1億倍の厄介なゴミになる。
燃やせば減るかと思えば大違い。
よって 掘り出した山に元のようにうすめて戻すことはできない。
 深海に捨てる案も1980年頃検討されたが、大平洋の国々が反発(当然)。
宇宙に捨てる案は万一ロケットが落ちた時全世界が汚染。
 地層処分はたて穴の上部等から地下水が浸入。放射能ゴミをくるんで高温となったガラス容器と反応して割れるおそれ。花崗岩層のコアサンプルにもひび割れや変色が認められ地下水が通っていることが推定される。

2 原子炉は1000気圧の圧力釜
台所の100Kpaの圧力釜は2気圧。
 金属疲労(クリープ現象:応力による材料の変質)で突然割れて冷却水が抜ける。(美浜原発1991.2.9)中が高圧のため水が充分注入できない。
 中の水が抜けると空焚きになってメルトダウン。(スリーマイル1979.3.28)

3 原発労働者は1年働くだけで5000人に1人が放射能被曝でガンになる。(広島放射線影響研究所の評価値で計算)(諸説1500-15000人に1人。)
日本全体で1年に20人が発電職業被爆で将来ガン死へ運命づけられている。

4 使用済核燃料は冷えるまでプール(だいたい10m深の25mプール)につけて保存。3年でプールは一杯になる。
 万一プールの水がぬけるとメルトダウンがはじまる。(毎年1000トン。すでに20000トン。プール1つに3000トン)
他に低レベル廃棄物がドラム缶100万本分。

5 環境にやさしい??
廃熱は周辺海水温を上昇。

6 火薬ほぐしのように危ないプルサーマル。
プルトニウム抽出中に冷却のための撹拌がとまると爆発危機。(フランス、ラ.アーグ再処理工場1980.4.15)
 輸送トラックの事故。道路に放射能がまきちらされる。(アメリカ1985.8月)

7 四国本川の揚水発電所60万kwは黒四ダムの2倍のパワー。
原子力は電力需要に応じた出力の微調整ができない。余った電力をすてたり、運転中止に対応するためバックアップのためのムダな発電所がつくられている。

8 地震で...
燃料棒周辺に振動が伝わって暴走(中性子濃度の変化)。(福島1983.7.2、1987.4.23、女川1993.1.27)
 チェルノブイリは暴走が始まって40秒で爆発。
 海水面がさがると冷却不能でメルトダウン。

9 新世代エネルギーは天然ガス(可採埋蔵500年分)による燃料電池。
周辺国家も同様に核のリスクをかかえている。
 先進国日本として見本となるよう、世界60億人が仲良く暮らせるエネルギー政策を模索すべき。


参考書:
広瀬隆、藤田祐幸『原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識』東京書籍2000.11.18
西尾漠『新版 原発を考える50話』岩波ジュニア新書2006.2.21
原子力白書

Dr由太郎の健康相談 1026は原子力の日 原子力---微妙と思っていたら是非御一読下さい。


以上転載させて頂きました。でも私は今日も青森のリンゴを食べました。わたしは専門家ではないのですが、妊婦のかたやお子様は気をつけた方がよいかもしれません。。ちまたではキュウユ問題をまだやっているらしい。ジミントはアメコウへのご奉仕に一生懸命だ。誰の為の政治なんだろう。虚しい。


横浜駅新東口
東横線の地下鉄化によって生まれたスペースのようだが移動距離が増しただけのような気もする。まだ新しい。スケルトン系はまだ流行している。