かぶとん 江戸・東京の歴史散歩&池上本門寺

池上本門寺をベースに江戸の歴史・文化の学びと都内散策をしています。

池上市民大学 5期・第11回講座 仏教の話「お会式とは」

2011-09-01 | 池上本門寺・池上市民大学
2011年 8月
第5期 池上市民大学 第11回講座 受講してきました。

於「長栄の間」
①講義 仏教のお話 「お会式とは」
 講師 クラス副担任・岡本先生
・お会式 法会の儀式の略。各宗にも行事としてある。
      例:法隆寺(奈良斑鳩、聖徳宗総本山) 聖徳太子のお会式
      法会 経典を読誦(どくじゅ)し、講説する催しのこと。
・日蓮宗のお会式 日蓮聖人の入滅の日に行う忌日法会。
かつては「御影講(おめいこう・おみょうこう)」と呼ばれていた。
・本門寺のお会式
徳川家康の江戸開府による急速な発展により、日蓮聖人ご入滅の地・池上本門寺のお会式が日蓮宗を代表する大法会となり、民衆参加の江戸の祭りの一つとなっていった。
・万灯(まんどう) 灯―明かりが供養となる。
文化文政期、竹竿に大きな提灯をくくりつけ、上部に桜の造花をつけた提灯型であった。それがあんどん型になり、そして五重塔を模した層塔型になり、桜花は竿の頭から割竹で八方に垂らすようになった。加えて火消しの纏(まとい)・鉦・横笛・太鼓のお囃子にのって道中を練り歩くスタイルとなった。(江戸の町人文化)

10月11日 池上先師法要・納経十種供養式法要
10月12日 午前10時 「宗祖御更衣(ごこうえ)法要」 大堂の日蓮聖人像の御衣替え。
        午後2時  「宗祖報恩御逮夜(おたいや)法要」
        午後7時  万灯練り供養 (深夜まで続く。)
10月13日 午前7時  特別説教
        午前7時40分 臨滅度時法要
        午前8時頃 「臨滅度時の鐘」にならい、山主の手により同じ鐘がつかれる。
    
○ 日蓮聖人の略歴 (改めて別項)
○ 日蓮聖人、最後の手紙(旅の報告) 『波木井殿御報(はきいどの ごほう)』(これも別項で)

〇読経と唱題

②「卒業レポート提出と発表について」の説明
 講師 環境カウンセラー・小野先生
池上市民大学での学習で、わかったこと、感じたこと、関わりかたの変化、こころの成長についてを、振り返って考えてみてください、とのことでした。
・テーマ 「池上とわたし」 (来月の講座での発表、および提出。)

・「池上本門寺 お会式 24時間 参拝ツアー 10月12日(水) ~法要・法話・修行体験~」のお知らせ(参加者募集とチラシ配布等のお手伝い募集。)

③隣室にて、白ハンカチに描かれた「昔の子どもの遊びの絵」(昭和30年頃の雰囲気)、展示100枚以上(!?) 拝見。
壁一面に張りわたした太ヒモに、洗濯ばさみで提げた白ハンカチの遊び絵。テーブルの上に、ところ狭しと置かれた白ハンカチの遊び絵。圧巻。とてもビックリしました。クラス担任の吉田住職(永寿院)が用意されたのですが、檀家さんからの頂きものとのことでした。どのように使わせていただくか、皆で考えてみましょう、と言ってました。

・学習レポート (次回の提出)
  お会式について 関心のあること
  その他 ご意見、ご感想など

④霊宝殿 見学
学芸員・安藤さんの解説付きでの拝観でした。
養珠院日心(お万の方)の書状、文明院日薩(新居日薩)聖人の大曼荼羅本尊に注目。

午後4時すぎ、本日の講座終了。
(先月も書いたのを思い出したけれど、この講座って内容が盛り沢山だなあ。きちっと復習をしないともったいないよ。)
とは別に、境内のとなりの広場でやっているライブ・コンサート、どうにも気になった。お昼頃の準備・音合せを見聞きしたのだけれど、またまた、そばまで行って外からの様子見でした。
その後、五重塔周辺をすこし散策しました。


1年過ぎるのがはやい。ものすごくはやい、と感じるのは年取った証拠だ。子どもの頃、いつになっても子どもだった。なんだろう、この違い?
で、1年前。「池上市民大学」にはまだ入っていなかったけれど、「お会式」は見にきてた。この「かぶとんブログ」にも載せていたんですよ。ということでリンク。(昨日のことのようだ)
2010年(平成22年)10月11日~13日
①「お会式前日の池上本門寺」
②「池上本門寺・お会式 万灯練供養」
③「池上本門寺・お会式 10月13日の法要


追記
日蓮聖人が馬込の万福寺に立ち寄った話について。いまいち得心していない。時期の誤認があるのではないか。要確認ということで。



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