かぶとん 江戸・東京の歴史散歩&池上本門寺

池上本門寺をベースに江戸の歴史・文化の学びと都内散策をしています。

鎌倉の歴史散歩 妙隆寺

2012-05-23 | 鎌倉・江ノ島
日蓮宗寺院・メモ
鎌倉市小町







妙隆寺 鎌倉市小町2-17-20

山号寺号 叡昌山妙隆寺
建立 1385年(至徳2)
開山 日英上人
二祖 日親上人(なべかむり日親)
開基 千葉胤貞(ちば たねさだ) 御家人・千葉常胤の子孫。
由緒
山号は狩野叡昌の名に因んでいる。京都・本法寺も叡昌山である。
日英上人は千葉氏の氏寺、中山法華経寺の出。

日親上人 1407~1488 (応永14~長享2)
上総国生まれ。俗姓は埴谷氏。師・日英上人は叔父にあたる。
1427年(応永34)に上洛し、1437年(永享9)京都・本法寺を開く。
1463年(寛正4)に、本阿弥清延の協力により、本法寺を再々建する。

千葉胤貞(千葉大隈守平胤貞) 1288~1336 (正応1~建武3)
通称 千田太郎
領地には浄妙寺・妙光寺・日本寺(千田荘)、法華経寺(八幡荘)などがあった。











   妙隆寺
 この辺り一帯は、鎌倉幕府の有力御家人・千葉氏の屋敷跡と言われ、この寺は一族の千葉胤貞が日英上人を迎えて建立しました。
 第二祖の日親上人は、宗祖・日蓮上人にならい『立正治国論』で室町幕府第六代将軍・足利義教の悪政を戒めましたが、弾圧され、数々の拷問を受けました。ついには焼けた鍋を被せられたので「鍋かむり上人」とよばれました。
 本堂前右手の池は、日親上人が寒中、百日間水行をした池とされ、厳しい修行の跡と言われています。
                                               鎌倉市